カツセマサヒコのデビュー作にして大ヒットを記録した同名青春恋愛小説を、松本花奈監督が北村匠海主演、黒島結菜共演で映画化する『明け方の若者たち』が、12月31日より公開される。このほど、北村匠海演じる“僕”と黒島結菜演じる“彼女”の“半”同棲生活を捉えた本編映像がお披露目となった。
本作は、大都会・東京に生きる若者が突然出会った人生最大の恋と、何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を描いた青春劇。
本編映像は、“僕(北村匠海)”がフジロック(FUJI ROCK FESTIVAL)の出演者ラインナップを見て行きたそうにするシーンから始まる。そんな“僕”に対し、「暑いし怖いもん。ナンパとか多そうだし。見たいアーティストはワンマンで行くし」と拒む“彼女(黒島結菜)”。お風呂場で歯を磨きながら「フジロックの代わりにどっか行かない?」と提案する“彼女”だが、未だフジロックに未練がありそうな“僕”。すると“彼女”が「じゃあこうしよう。あれは全部嘘です。例年の楽しそうなツイートは全部サクラが仕込んでて、今年はフランツも来日しないしウルフルズは復活延期。オーケー・ゴーもストレイテナーも出ない。で、会場は大型の竜巻と台風に襲われて、空からはカエルが降ってくる〜」と茶目っ気たっぷりに話す。「私たちが過ごすところほど最高なところはないみたいだよ。私と行かない?まだ知らない世界へ」と話し映像は幕を閉じる。思わず“こんな生活してみたい!”と思わされる映像だが、この“沼のような5年間”の行方は?
『明け方の若者たち』
12月31日(金) 全国ロードショー
監督:松本花奈
原作:カツセマサヒコ「明け方の若者たち」
脚本:小寺和久
主題歌:マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」
出演:北村匠海 黒島結菜 井上祐貴 山中崇 楽駆 菅原健 高橋春織 三島ゆたか 岩本淳 境浩一朗 永島聖羅 木崎絹子 寺田ムロラン 田原イサヲ わちみなみ 新田さちか 宮島はるか 佐津川愛美 高橋ひとみ 濱田マリ
配給:パルコ
【ストーリー】 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ?笑」その16文字から始まった、沼のような5年間。明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った“彼女(黒島結菜)”に、一瞬で恋をした。下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり…。世界が“彼女”で満たされる一方で、社会人になった“僕(北村匠海)”は、「こんなハズじゃなかった人生」に打ちのめされていく。息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現在。夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。でも、僕はわかっていた。いつか、この時間に終わりが来ることを…。
©カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会