個性派俳優・松尾諭の波瀾万丈“自伝風”エッセイを、井上剛監督が仲野太賀主演、伊藤沙莉、草彅剛共演でドラマ化する「拾われた男」が、2022年夏にDisney+(ディズニープラス)の「スター」にて見放題独占配信されることが決定した。
本作は、個性派俳優・松尾諭が自らの波瀾万丈の俳優道を描いたエッセイ「拾われた男」を原作に、松尾の限りなく実話に基づいた笑いあり涙ありのヒューマンドラマ。物語は、売れない役者・松戸サトルが自販機の下に落ちていた1枚の航空券を拾うところから始まる。サトルと数々の個性豊かな人々との縁が紡ぐ予測不能な出来事、そして運命の女性との出会い。つつましくも幸せに暮らしていた中、突然の1本の電話により、アメリカに渡ったきり音信不通であった兄タケシが遠く離れたアメリカの地で倒れたということを知り、サトルは兄を迎えに行くためアメリカに旅立つ。サトルがそこで見たものとは?サトルとタケシの運命は?
主人公・松戸サトルを演じるのは、若手演技派俳優として今最も注目を集める仲野太賀。そしてその運命の女性である比嘉ユイに伊藤沙莉、主人公サトルの兄タケシ役には草彅剛と豪華キャストが集結。監督は『あまちゃん』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の井上剛、脚本は『百円の恋』『喜劇・愛妻物語』の足立紳が務める。
▼スタッフ&キャスト コメント
■仲野太賀(松戸サトル役)
Q:クランクイン後の心境は?
無事撮影が始まって、ほっとしています。撮影に入る前は、どのようにしたら実在の松尾論さんの人生を僕が演じられるんだろう、と色々考えていました。でも、今は松尾さんに寄せられるところは寄せて「松戸サトル」を一つのキャラクターとして楽しく演じられたらと思っています。
Q:自身が演じる「松戸サトル」について。
“何者でもない”「松戸サトル」という人の持ち前のポジティブさと図太さみたいなものは愛嬌を持って演じていきたいです。役者を始めて中々芽が出なくて悔しい気持ちや、恋愛もうまくいかないもどかしさ、家族に対するちょっとピリッとした思いや、兄に対して素直になれないことなど、丁寧に掬い取っていきたいと思います。そして、松尾さんが育った武庫川の景色は、大きな団地、大きな川、そして夕日の綺麗さが印象的で、そういう町で育った大らかさにもヒントをもらいながら、この役の血肉になればよいなと思っています。
■伊藤沙莉(比嘉ユイ役)
Q:自身が演じる「比嘉ユイ」について。
随分前から松尾先生に託されていた役ではあったので、とうとうきてしまったという、不安と興奮が入り混じった気持ちです笑。健気かつ粋なかっこかわいい女性だなという印象なので夫を支える逞しい奥さんをできたらいいなと思います。
Q:現場の雰囲気について。
まだ1日しか現場にいないので、なんとも把握しきれてはいませんが、仲野さんを始め、皆さんとても良い意味で肩の力が抜けている感じでこれから楽しくなりそうだなという印象でした。
■井上剛(監督)
俳優・松尾諭さんを知っている人からしたらきっと信じられないと思いますが、松尾諭が生きてきた物語に10話も割くドラマです。凄いですよね。何があるんだ!?という。そして何と言っても松尾諭をフィクション化した主人公を演じる仲野太賀君。10キロほど太ったり、関西弁もベラベラ喋らなきゃいけないし、滑舌は悪いという設定だったりで大変です。でも彼を撮りだしてまだ二日ですが、めちゃくちゃ面白い。彼は松尾諭を演じてるのではなく、“俳優”というイキモノを演じてるからです。俳優というイキモノの不可思議さや面白みを、彼が見せてくれます。改めてというか新たな気持ちで、新たなマナコでそれを見ている自分にも気付きます。そんな新鮮な現場です。「俳優ってなんなんだ?」ってとこに惹かれてるのでしょうか。これからお会いする俳優さんたちにも同じことを感じるような気がします。ひょっとするとそれがこの企画=俳優・松尾諭物語ならではの由縁かも?なんて思ったりしてます。(原因・松尾諭と言い換えてもいいけど)。
「拾われた男」
2022年夏 Disney+(ディズニープラス)にて見放題独占配信(全10話)
監督:井上剛
原作:松尾諭「拾われた男」
脚本:足立紳
出演:仲野太賀 伊藤沙莉 草彅剛
【ストーリー】 物語は、売れない役者・松戸サトル(仲野太賀)が自販機の下に落ちていた1枚の航空券を拾うところから始まる。サトルと数々の個性豊かな人々との縁が紡ぐ予測不能な出来事、そして運命の女性・比嘉ユイ(伊藤沙莉 )との出会い。つつましくも幸せに暮らしていた中、突然の1本の電話により、アメリカに渡ったきり音信不通であった兄タケシ(草彅剛)が遠く離れたアメリカの地で倒れたということを知り、サトルは兄を迎えに行くためアメリカに旅立つ。サトルがそこで見たものとは?サトルとタケシの運命は?
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