井筒和幸監督「是非、魂を揺さぶられてほしい」絶賛!『北風アウトサイダー』予告編

俳優であり劇団主催者でもある崔哲浩が、自ら監督、脚本、主演を務めた自叙伝映画『北風アウトサイダー』が、2022年2月11日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となり、併せて、監督・脚本・主演の崔哲浩、そして映画監督・井筒和幸と新宿梁山泊代表・金守珍よりコメントが寄せられた。

本作は、大阪・生野にある在日朝鮮人の町を舞台に、人種的偏見に遭いながら貧しくとも、笑いと励ましを忘れない家族が、力をあわせ、次々と襲いかかる人生の避けがたい不条理と戦う姿を描いた人情劇。

予告編では、4人兄妹が、オモニ食堂で一緒に働く仲間や、日本のヤクザの組に入った旧友らと協力し、店の借金返済や一方的な価値観を押し付ける在日朝鮮統一連合会との関係などの難題に挑む姿が映し出される。

■崔哲浩(監督・脚本・主演) コメント
この映画を作るにあたって、4つのテーマを柱にしました。「人間とは?」「愛とは?」「時代の継承」「血脈」です。スタッフ、キャスト誰一人欠けても、この映画は作れませんでした。また、この映画を沢山の人達が映画館で見てくださることで初めて映画になりえます。この映画を観てくださったならば、賛否両論あると思います。しかしながら、それ自体が最高の誉れなので、色んな意見をうかがいたいです。『北風アウトサイダー』という作品が5年後も、10年後も沢山の人達に愛されていれば、この上ない幸せです。

■井筒和幸(映画監督) 絶賛コメント
なんで彼だけがそんな目にあわなあかんのよ。なんで同胞同士でそうなんのよ。同胞は仲良くしてほしいな、それがパッチギ魂やん…俺は悲しいよ。是非、魂を揺さぶられてほしい。

■金守珍(新宿梁山泊代表) 絶賛コメント
バラバラになった家族がいかに絆を取り戻すかという、普遍的テーマを見事に描いた作品。個人的には、在日一世の大半が他界した今、二世、三世、四世がもがきながらも日本社会で堂々と生きる姿に共感!おおいに勇気をもらった。

『北風アウトサイダー』
2022年2月11日(金)より、シネマート新宿ほか全国順次公開
監督・脚本・プロデューサー:崔哲浩
音楽:Les.R yuka 野島健太郎
主題歌:Les.R yuka「あなたへ~北風に乗せて~」
出演:崔哲浩 櫂作真帆 伊藤航 上田和光 浦川奈津子 遠藤綱幸 佐野いずみ 新宮里奈 梅津翔 田中あいみ 秋宮はるか 千賀多佳乃 福本翔 玉木惣一郎 松田俊大 杉浦豪 大原広基 黒田焦子 藤代麻美 永田もえ 永倉大輔 松浦健城 竜崎祐優識 並樹史朗 岡崎二朗
配給:渋谷プロダクション

【ストーリー】 大阪府生野にある在日朝鮮人の町。みんなの母代わりであるオモニ(オカン)の葬儀が行われていた。15年前に失踪した長男・ヨンギはそこに現れない。オモニが始めた店の借金に追われ、ヨンギを除く3兄妹たちは途方に暮れる。そんな中、ヨンギが帰ってくる…。変わり果てた長男に困惑する兄妹たち。家族とは…。様々な人の想いがすれ違うなかで、大きな愛によって、はたして家族の絆は取り戻せるのか。

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