桜井玲香「遊園地」、岡崎紗絵「深海」、三戸なつめ「ロケット」“許されるなら忍び込みたい場所”を明かす!

2019年9月に乃木坂46を卒業した桜井玲香が初主演を務め、岡崎紗絵、三戸なつめが共演する、新鋭・穐山茉由監督の長編商業映画初作品『シノノメ色の週末』が、11月5日より公開中。このほど、11月17日にイオンシネマ シアタス調布にて大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、キャストの桜井玲香、岡崎紗絵、三戸なつめ、そして穐⼭茉由監督が登壇した。

はじめに、桜井が「無事に今日を迎えられて嬉しいです。短い時間ですが、よろしくお願いします」と満席の観客を前に感慨深げに挨拶してイベントはスタート。穐山監督も「3人と揃ってまた舞台挨拶が出来ることを嬉しく思います」と今回登壇した桜井、岡崎、三戸を見渡し晴れやかに挨拶をした。

ここでMCがさっそく、本作がミニシアター週末観客動員ランキングにランクイン、上映劇場も増えていることに触れ、桜井は「公開を迎えて2週間くらいが経ちますが、こうして日に日に盛り上がっているというのは、観て下さる方々に支えられてこそだと思うので感謝の気持ちでいっぱいです」、岡崎は「たくさんの感想やお声を私も見て嬉しくなります。皆さんが愛して育ててくれている作品だなあと、すごく感じます」、三戸は「最初はトップ5というのがピンと来てなかったんですけど、こうしてまた舞台挨拶が出来てまた皆さんのお顔が見られて、やっと実感できました、嬉しいです」とそれぞれに喜びを表現。そして自身が30歳の時から、会社員をしながら映画学校に通って監督の道に進んだという穐山監督は「私自身が30歳をこえてから映画を作り始めたというのもあって、映画にたどり着く前に20代後半に自分も感じていたモヤモヤしていた時期というのを舞台にしています。その時期を超えて作った映画なので、こういった形で皆さんにご覧いただくというのは、ありがたいなという気持ちです。大人になってからでも新たに何かを始めてみようという前向きな気持ちなっていただけたら嬉しいです」と監督自身のエピソードを交えてコメントした。

本作品で廃校となってしまった母校に忍び込む卒業生を演じた3人に、「許されるなら、どこにでも行けるなら、忍び込みたい場所は?」と作品に絡めた質問をすると、桜井は「悩む~~~!」と大きく一言。悩みながらも「遊園地とか!」と選び出し、「誰もいない遊園地、友達と貸し切りだったら絶対楽しい!」と回答すると、岡崎は「どこにでも行けるなら、深海に行きたいです。大好きなんです、何がいるかわからないあの感じ。潜水艦みたいなのに忍び込みたいです」と答え、最後に三戸は「私はロケット。紗絵ちゃんが深海で、私は空に。火星とか行ってみたい」と大胆な理想を告白。3人のキャラが見事に分かれ、まるで劇中での10年来の同級生さながらのチームワークで会場を盛り上げた。

最後に、桜井は「この作品の見どころとしては今日のこの3人でのクロストーク、そのまんまのシーンがたくさん出てくるところです!あとは、コロナ禍で自分と向き合って苦しくなる瞬間が皆さんそれぞれあったと思うんですけど、そんな自分に寄り添ってくれるし、改めて自分と前向きに向き合えるような、そんな気持ちになれる映画になっていると思います。皆さんぜひ暖かく、ゆったりとした気持ちで観て頂けると嬉しいです」、穐山監督は「ティーンの青春ものでは無くて大人になった彼女たちのお話なので、大人の皆さんにも、もちろん今青春を謳歌している皆さんにも、どちらにも寄り添えるような作品だったら嬉しいなと思います。本日はありがとうございました」とメッセージを送り、大きな拍手が鳴り響く中イベントは幕を閉じた。

『シノノメ色の週末』
11月5日(金)より、全国公開中
監督・脚本:穐山茉由
主題歌:佐藤ミキ「東雲の空」
出演:桜井玲香 岡崎紗絵 三戸なつめ 中井友望 山田キヌヲ 工藤阿須加
配給:イオンエンターテイメント

【ストーリー】 女子高を卒業して10年、美玲(桜井玲香)はモデルを続けているが、いつの間にか雑誌のグラビアを飾ることはなくなった。そんな中、放送クラブで一緒だったアンディ(三戸なつめ)から、部長だったまりりん(岡崎紗絵)と3人で、取り壊しになる母校にタイムカプセルを探しに行こうと誘われる。超マジメでダサかったまりりんが広告代理店に就職し、デキる女ぽくなっているのを見て焦り、相変わらずカメラ好きサブカル系のアンディにホッとする美玲。裏門から忍び込んだ3人は、廊下を走り、笑い転げ、やりたい放題。結局、タイムカプセルは見つからず、また週末に集まることになる。何にでもなれると思っていたあの頃の自分に戻ったつもりの3人だったが、事態は全然違う方へと転がっていく…。

©️2021「シノノメ色の週末」製作委員会