「ザ・スミスの曲が僕らを救済」一人の若者がラジオ局をジャック!『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』特報映像&ポスタービジュアル

ザ・スミス解散のニュースが駆け巡った1987年の夏を舞台に、5人の若者が自分探しに彷徨う一夜を、ザ・スミスの名曲で彩りながら描く青春音楽映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』の公開日が12月3日に決定し、併せて、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。

コロラド州、デンバー。スーパーで働くクレオは、大好きなザ・スミス解散のニュースが流れても普段と変わらない日常に傷つき、レコードショップの店員ディーンに「この町の連中に一大事だと分からせたい」と訴える。ディーンはクレオをデートに誘うが、友達が軍隊に入るので仲間と集まるからとクレオは出かけていく。一人になったディーンは、地元のヘビメタ専門のラジオ局に行ってザ・スミスの曲をかけろとDJに銃を突きつけた。同じ頃、クレオ、ビリー、シーラ、パトリックの仲良し4人組は、パーティーでバカ騒ぎをしながらも、自分自身や将来について思い悩んでいた…。

特報映像は、ザ・スミスが解散したその日、「ザ・スミスの曲をかけろ!」とラジオ局が銃を持った一人の若者にジャックされ、それをDJがリアルタイムで放送するシーンから始まる。長年語り継がれた「ザ・スミスファンのラジオ局ジャック事件」に着想を得た本作。映像ではパーティーに出かけ、友達と騒いでいても、内心では将来への不安で押しつぶされそうになる若者たちのやるせない姿が映し出される。そんな中でも“SMITHS FOREVER”と書かれた布を持って集まったファン、そして「彼らの曲が僕らを救済する」とラジオをジャックしたディーンの姿から、いかにザ・スミスが当時の若者たちの代弁者となり、心の拠り所となっていたかが、短い映像の中からヒシヒシと伝わってくる。

ポスタービジュアルには、「あの夜を、永遠に忘れない――」のキャッチコピーとともに、ザ・スミス関連のものに溢れたレコードショップの中で解散を伝える新聞を手にする、のちにラジオ局をジャックするディーン(エラー・コルトレーン)や、それぞれ思いつめたような表情をする若者たち、ラジオ局DJ役のジョー・マンガニエロの姿が収められる。当時の若者たちに絶大な人気を誇っていたザ・スミスの突然の解散の日に彼らは何を想い、夜を過ごしたのか?

『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』
12月3日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷・渋谷シネクイントほか全国公開
監督・脚本:スティーヴン・キジャック
出演:エラー・コルトレーン ヘレナ・ハワード エレナ・カンプーリス ニック・クラウス ジェームズ・ブルーア ジョー・マンガニエロ
配給:パルコ

【ストーリー】 コロラド州、デンバー。スーパーで働くクレオ(ヘレナ・ハワード)は、大好きなザ・スミス解散のニュースが流れても普段と変わらない日常に傷つき、レコードショップの店員ディーン(エラー・コルトレーン)に「この町の連中に一大事だと分からせたい」と訴える。ディーンはクレオをデートに誘うが、友達が軍隊に入るので仲間と集まるからとクレオは出かけていく。一人になったディーンは、地元のヘビメタ専門のラジオ局に行ってザ・スミスの曲をかけろとDJミッキー(ジョー・マンガニエロ)に銃を突きつけた。同じ頃、クレオ、ビリー(ニック・クラウス)、シーラ(エレナ・カンプーリス)、パトリック(ジェームズ・ブルーア)の仲良し4人組は、パーティーでバカ騒ぎをしながらも、自分自身や将来について思い悩んでいた…。

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