『ウルトラマン』シリーズやドラクエを題材とした本田翼主演ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」等で知られる監督・田口清隆が、俳優ワークショップを舞台にSF要素を盛り込みイカれたZ級作品へと仕立てた映画『12人のイカれたワークショップ』が、11月19日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
本作は、実際に行われた俳優ワークショップをドキュメンタリー的に追った映像をベースとしながら、『日々ロック』、『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』等で脚本を手掛け、今年5月に急逝した脚本家・吹原幸太のワークショップ課題映画脚本のSFホラーパートが重なった二重構造となる意欲作。
予告編は、本作ポスタービジュアルのコピーにもある「イカれろ。」にふさわしいカオスな仕上がりに。冒頭、監督の「そもそもワークショップは映画にならない」という語りから始まり、俳優・⻘柳尊哉のナレーションと共にカオスなワークショップの模様がドキュメンタリータッチで映し出される。ドキュメンタリーパートの中には、それぞれの俳優たちの日常や深層心理が垣間見えるカットも。映像後半からは、ワークショップに参加する俳優たちがとある中学校の教師・職員に扮し、卒業式の日に起こる謎の現象に巻き込まれ、泣き、叫び、血まみれで死んでいくという、ワークショップで撮影する“映画”が始動する。
『12人のイカれたワークショップ』
11月19日(金)より、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督:田口清隆 島崎淳
課題映画脚本:吹原幸太
出演:河中奎人 上條つかさ 千々岩北斗 波多野美希 中野杏莉 安保匠 カンナ 相馬絵美 大村織 甲川創 青山真利子 栗橋勇
ナレーション:青柳尊哉
配給:Atemo
【ストーリー】 中学教師・河中が迎える、初めて担任を持った生徒たちの卒業式。不協和音のようなチャイムが鳴り響いた途端、学校中の生徒たちが姿を消した。教頭の青山は「みなさんの役目は終わりです」と銃を乱射し始め、体育教師の安保は鉄パイプを振り回し次々と教師を襲っていく。そんな中、用務員の栗橋が「上位存在」について、そして今からなすべきことを告げる。「音を聞く者、知識を得る者、そして法則を知る者に会え!」河中と同僚の教師・上條、千々岩らは、この不条理極まりないゲームに身を投じ、上位存在とは何かを知るべく、外界から閉ざされた「静かな卒業式」を彷徨うのだった…。というワークショップの課題映画へ向け奮闘する、12人の俳優たちのリアル群像劇。
©「12人のイカれたワークショップ」製作委員会