佐藤健「あえて触れなかったのに! なんでバラすの?」とボヤき。“雨男”のパワーは絶大!?

「どんでん返しの帝王」の異名をとり、今年、作家生活10周年を迎える中山七里の傑作小説「護られなかった者たちへ」を、瀬々敬久監督が佐藤健主演、阿部寛共演で映画化する『護られなかった者たちへ』が、10月1日より公開中。このほど、10月7日にユナイテッド・シネマ豊洲にて大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、キャストの佐藤健、清原果耶、瀬々敬久監督が登壇した。

満席の観客の前に登場した佐藤は「僕の大好きな映画館なんですよ、豊洲の。大きいですよね〜」と笑顔。「好きな映画が公開される時は、毎回ここに観に来ている」と述べ、「僕の大好きなスクリーンの前でご挨拶できることを嬉しく思います」と挨拶した。

過去に行われた本作の完成披露イベントと、公開初日イベントともに、お天気はなぜか“雨”。MCが「本日は雨が降らないという予報だったんですが、先程ポツポツと…」と“雨”の話題に触れると、“雨男”の呼び声が高い佐藤は「最初の挨拶で、あえて触れなかったのに!」とボヤいた。MCから「なんで触れないんですか!?」とツッコまれると、佐藤は「触れないよ! 雨降ってないと思ってる人がいるはずなんですよ。なんでバラすの?」と反撃。しかしMCが「さっき、#さすが雨男 で、つぶやいている人がいた」ことを明かすと、佐藤は観念したように「帰り道は、どうかお気をつけてください。ギリギリで降りました…(笑)」と苦笑いを浮かべた。

最後に佐藤は「あんまり芝居で怒鳴ったり叫んだりするのが好みじゃないんですけど、今回はみんなの思いを背負ったつもりで、思いっきり叫ばさせていただきました。今の苦しい世の中に生きるすべての皆様に、この映画をお届けしたい」と述べて、イベントを締めくくっていた。

『護られなかった者たちへ』
10月1日(金) 全国公開
監督・脚本:瀬々敬久
原作:中山七里「護られなかった者たちへ」
脚本:林民夫
音楽:村松崇継
主題歌:桑田佳祐「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」
出演:佐藤健 阿部寛 清原果耶 林遣都 永山瑛太 緒形直人 岩松了 波岡一喜 奥貫薫 井之脇海 宇野祥平 黒田大輔 西田尚美 千原せいじ 原日出子 鶴見辰吾 三宅裕司 吉岡秀隆 倍賞美津子
配給:松竹

【ストーリー】 全身を縛られたまま“餓死”させられるという不可解な連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根(佐藤健)という男。刑事の笘篠(阿部寛)は利根を追い詰めていくが、決定的な確証がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。なぜ、このような無残な殺し方をしたのか?利根の過去に何があったのか?さまざまな想いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく…。

©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会