永山瑛太「瀬々敬久監督は真っ直ぐに芝居をみてくれる」、緒形直人「相変わらずいい緊張感」追加キャスト発表!『護られなかった者たちへ』

「どんでん返しの帝王」の異名をとり、今年、作家生活10周年を迎える中山七里の傑作小説「護られなかった者たちへ」を、瀬々敬久監督が佐藤健主演、阿部寛共演で映画化する『護られなかった者たちへ』が、今秋に公開される。このほど、追加キャストとして、永山瑛太、緒形直人らが出演することが発表された。

全身を縛られたまま“餓死”させられるという、異様な手口の連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根(佐藤健)という男。刑事の笘篠(阿部寛)は利根を追い詰めるが、決定的な証拠がつかめないまま第3の事件が起きようとしていた。なぜ、被害者はこのような無残な殺され方をしたのか?利根の過去に何があったのか?さまざまな想いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。

新たなキャストとして、第一の事件の被害者、仙台市若葉区福祉保健センター課長・三雲役で永山瑛太、第二の事件の被害者、杜浦市福祉保健事務所の元所長・城之内役で緒形直人が出演。これまでも瀬々監督の作品に出演してきた二人が、今回も不可解な連続殺人事件に巻き込まれていく重要な役どころを熱演する。また、ケースワーカーとして働く円山(清原果耶)の上司・楢崎役に岩松了、出所した利根を見守る保護司・櫛谷役に三宅裕司、震災で母親を亡くしたカンちゃんという少女の伯父・鈴木役に波岡一喜、笘篠の亡くなった妻・紀子役に奥貫薫、円山の同僚・菅野役に井之脇海、連続殺人事件の捜査指揮をとる笘篠の上司・東雲役に鶴見辰吾が扮する。そのほか、西田尚美、宇野祥平、原日出子、黒田大輔、千原せいじなど、豪華実力派俳優が集結した。

■永山瑛太(三雲忠勝役) コメント
護られなかった者たちへ。瀬々監督は、真っ直ぐに芝居をみてくれます。そしてしっかりと芝居をつけてくれます。また一緒に作品作りに携わることができて、嬉しい気持ちでドキドキしながら現場へ向かいました。瀬々監督が今、この御時世に発信したいメッセージとは何なのか、この映画を通じて、皆様の胸の内にある答えをみつけて、明日へと繋げていただけたら幸いです。

■緒形直人(城之内猛役)
瀬々組の現場は、相変わらずいい緊張感に包まれていました。瀬々監督からは、「今回は物語の縦軸に関与する人物です。人間臭く演ってください」との言葉を頂き、監督の創り上げる作品の中にしっかり根を生やす事を心掛けて演じました。3.11から10年…そしてコロナ禍。誰もがこの作品の中に入り込み混沌とした社会を考えることでしょう。この物語を多くの方々に見届けて頂きたいと思います。

『護られなかった者たちへ』
今秋 全国公開
監督・脚本:瀬々敬久
原作:中山七里「護られなかった者たちへ」
脚本:林民夫
音楽:村松崇継
出演:佐藤健 阿部寛 清原果耶 林遣都 永山瑛太 緒形直人 岩松了 波岡一喜 奥貫薫 井之脇海 宇野祥平 黒田大輔 西田尚美 千原せいじ 原日出子 鶴見辰吾 三宅裕司 吉岡秀隆 倍賞美津子
配給:松竹

【ストーリー】 東日本大震災から10年後の仙台で、全身を縛られたまま放置され“餓死”させられるという不可解な殺人事件が相次いで発生。被害者はいずれも、人格者として知られた人物だった。捜査線上に浮かんだのは、別の事件で服役し出所したばかりの利根(佐藤健)という男。刑事の(阿部寛)は、利根と被害者たちとの接点を見つけ出し彼を追い詰めていくが、決定的な確証がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。なぜ、このような殺し方をしたのか?利根の過去に何があったのか?やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。

©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会