林遣都「君は僕に命をくれたんだ」、小松菜奈「あたし、いつか君を殺しちゃう」『恋する寄生虫』予告編&ポスタービジュアル

10~20代をはじめとする若者を中心に絶大な支持を得る作家・三秋縋のヒット作を、林遣都と小松菜奈のダブル主演で映画化する『恋する寄生虫』が、11月12日より公開される。このほど、本作の予告編(90秒版、60秒版)とポスタービジュアルがお披露目となり、併せて、主題歌が、Awichによる書き下ろし楽曲「Parasite in Love」に決定した。

▼90秒予告編

本作は、心に痛みを抱えた若者同士の切なくも美しいラブストーリー。潔癖症に苦しむ孤独な青年と、視線恐怖症の不登校女子高生。誰かを好きになることなど一生ないと諦めていた孤独で不器用な二人が出会い、運命の恋に落ちる。しかし彼らの幸福な日々はそう長くは続かなかった…。

▼60秒予告編

予告編は、90秒版と60秒版。林遣都と小松菜奈の美しさを際立たせる映像美はもちろん、潔癖症の高坂(林遣都)が執拗に手を洗っても洗ってもその手に菌が広がっていく描写や、視線恐怖症の佐薙(小松菜奈)を取り囲むように壁一面びっしりと目玉で覆いつくされた描写など、二人が苦しむ孤独な世界をビジュアル化するためにVFXを多用したインパクトのある映像が確認できる。そして、「僕は一生ひとりだ。どうして自分は生まれたんだろう」「あたしもうすぐ死ぬんだ」「君は僕に命をくれたんだ」「あたしは忘れない、君のこと」など耳に残る印象的なセリフが、本作が普通のラブストーリーではないことを暗示する。

ポスタービジュアルは、背中合わせにモザイク状に並べられ交わらない高坂と佐薙の視線が、“虫”によって始まったいびつな恋を表す。本物の恋なのか、操られた恋なのか…狂おしいほどの恋心を抱きながら、その感情の正体に戸惑う二人の表情が切なさを増幅させる。

主題歌は、Spotifyが日本のヒップホップカルチャーを紹介するプレイリスト「+81 Connect」のアンバサダーに選ばれるなど活躍の場を広げるラッパー、Awichが映画からインスパイアされ書き下ろした新曲「Parasite in Love」。楽曲名は映画『恋する寄生虫』の英語版タイトルからとられ、「こんな世界消えればいいすぐにでも」「この悍ましき虫食いだらけの世界で僕は虫けら扱いで、でも君がいれば薬みたいに全ては和らいで」といった歌詞が、孤独を抱え世界の終わりを願う高坂と佐薙の心を思わせる。

『恋する寄生虫』
11月12日(火) 全国公開
監督:柿本ケンサク
原案:三秋縋「恋する寄生虫」
脚本:山室有紀子
主題歌:Awich「Parasite in Love」
出演:林遣都 小松菜奈 井浦新 石橋凌
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 極度の潔癖症で人と関わることができずに生きてきた青年・高坂賢吾(林遣都)。ある日、見知らぬ男から視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙ひじり(小松菜奈)と友だちになって面倒をみてほしい、という奇妙な依頼を受ける。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だったが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。世界の終わりを願っていたはずの孤独な二人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくが…。

©2021「恋する寄生虫」製作委員会