全米公開決定!柳楽優弥 × 有村架純 × 三浦春馬『映画 太陽の子』インターナショナル版予告編&ポスタービジュアル

柳楽優弥、有村架純、三浦春馬共演で、2020年に放送されたパイロット版とも言うべきドラマ版とは異なる視点と結末が描かれた日米合作『映画 太陽の子』が、11月12日より全米で公開されることが決定し、併せて、インターナショナル版予告編、インターナショナル版ポスタービジュアル、そして日本版新ビジュアルがお披露目となった。

本作は、“日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を、事実を元に描いた感動の物語。戦況が激化し、最終局面を迎えた1945年、「どの国よりも早く、新型爆弾を開発する」という依頼を受けた京大物理学研究室。そこで研究に勤しむ実験好きの若き科学者・石村修と研究員たちは、託された国の未来のために情熱的に核エネルギーの研究を進める一方で、科学者として兵器開発をすすめるべきなのか葛藤する。そんな中、戦地から修の弟・裕之が一時帰宅し、そして、兄弟が秘かに想いを寄せる朝倉世津も家を失い、幼なじみである修の家に住むこととなる。

インターナショナル版予告編は、科学の行く末にあるものが希望なのか絶望なのか、緊迫感あふれる映像になっている。全米公開が決定したことを受けてプロデューサーの森コウは、「製作当初から多くのアメリカの方に見ていただきたいという気持ちがあり、今は公開が本当に待ち遠しいです。手応えは既に感じていて、賞レースに絡む可能性を高く持っていると思います。アメリカ人の原子爆弾の捉え方は日本とは全然違うものですが、意識としては同じくとても高いもので、間違いなく興味を引くものだと思っています。しかし、最も重要なのはその興味の部分ではなく、実際に作品をご覧いただいて、ストーリーや俳優のみなさんの演技がアメリカでどう評価されるのか。そこに期待しています」とコメントを寄せた。

日本版新ビジュアルでは、激動の時代の中で、“原爆研究”の密命を受けた科学者・石村修(柳楽優弥)が研究の葛藤を秘めながら決意を感じさせる表情を見せ、石村兄弟が密かに思いを寄せる思われ人・朝倉世津(有村架純)が優しいほほえみにわずかな切なさを感じさせ、戦地から帰郷し束の間の休息に心を休める石村裕之(三浦春馬)が空を仰ぎ遠くを見つめる。各キャラクターそれぞれの想いと迫りくる時代のうねりが交錯し、胸に迫ってくるビジュアルに仕上がった。本ビジュアルが使用されたA5サイズのポストカードは、8月21日より全国の公開劇場にて、本作を鑑賞する観客へ数量限定で配布される。

『映画 太陽の子』
8月6日(金)より、全国公開中
監督・脚本:黒崎博
音楽:ニコ・ミューリー
主題歌:福山雅治「彼方で」
出演:柳楽優弥 有村架純 三浦春馬 イッセー尾形 山本晋也 ピーター・ストーメア 三浦誠己 宇野祥平 尾上寛之 渡辺大知 葉山奨之 奥野瑛太 土居志央梨 國村隼 田中裕子
配給:イオンエンターテイメント

【ストーリー】 1945年の夏。軍の密命を受けた京都帝国大学・物理学研究室の若き科学者・石村修(柳楽優弥)と研究員たちは原子核爆弾の研究開発を進めていた。研究に没頭する日々の中、建物疎開で家を失なった幼馴染の朝倉世津(有村架純)が修の家に居候することに。時を同じくして、修の弟・裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰郷し、久しぶりの再会を喜ぶ3人。ひとときの幸せな時間の中で、戦地で裕之が負った深い心の傷を垣間見る修と世津だが、一方で物理学に魅了されていた修も、その裏側にある破壊の恐ろしさに葛藤を抱えていた。そんな二人を力強く包み込む世津はただ一人、戦争が終わった後の世界を見据えていた。それぞれの想いを受け止め、自分たちの未来のためと開発を急ぐ修と研究チームだが、運命の8月6日が訪れてしまう。日本中が絶望に打ちひしがれる中、それでも前を向く修が見出した新たな光とは…?

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