魔夜峰央による漫画をGACKTと二階堂ふみのダブル主演で実写映画化し、興行収入37.6億円を記録、日本アカデミー賞では最優秀監督賞を含む12部門を受賞するなど、日本映画史にその名を轟かせると共に、映画界を翔び越えた史上空前の“埼玉ブーム”を巻き起こし、社会現象にまで発展した『翔んで埼玉』の続編『翔んで埼玉Ⅱ(仮)』が、2022年に公開されることが決定した。
「パタリロ」等で一世を風靡した漫画家・魔夜峰央が1982年に発表した作品が、2015年に「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」として30年ぶりに復刊されると、「埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておけ!」「埼玉なんて言っているだけで口が埼玉になるわ!」といった強烈なセリフや、“埼玉県”を徹底的にディスる内容が多数のメディアで取り上げられ、SNSを中心に大きな反響を呼び、遂に実写映画化までされるに至った。映画版では、原作の魅力でもある強烈な“埼玉ディス”や自虐ネタは勿論、架空の東京を頂点とした関東一帯の壮大な下剋上の物語として、更にスケールアップ。主人公の麻実麗、壇ノ浦百美が、埼玉県人の自由を求めて戦う「愛」と「革命」の物語として、未完成であった原作の“その先”を見事に紡いだ。
公開直後から、多数のメディアやSNSを中心として『翔んで埼玉』は爆発的な話題を呼び、公開1週目には週末興行ランキングで堂々の1位を記録。更に、公開翌週の週末興行収入は前週比108.3%、3週目に突入しても初週対比104.4%と驚異の伸び率を記録。動員ランキングでは11週連続ランクイン。最終興行収入37.6億円を記録し大ヒット作品になった。そのムーブメントを牽引し続けたのは、やはり“埼玉県”。県別の興行収入シェアは23%を超え、全国の興行を支えただけでなくファンの間でまことしやかに“聖地”と称されたMOVIXさいたまでは39週連続上映が行われるなど、県を挙げて地元愛が炸裂。その勢いは国内にとどまらず、第21回ウディネ・ファーイースト映画祭観客賞をはじめとし、海外の映画祭でも数々の賞を受賞。どの国・地域にも存在する「愛郷心」が多くの人達の感動と賞賛を呼び、高い評価を受けた。そして遂に、2020年に開催された「第43回日本アカデミー賞」では、最優秀賞を受賞した監督賞・脚本賞・編集賞をはじめ、その年最多となる12部門を席巻。さらに、地上波で初めて放送されると、平均視聴率16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、2020年に地上波で放送された映画では並居る人気作品を抑え堂々の1位に。放送時のTwitter国内トレンドの1位~20位を独占、世界トレンドでも1位にランクインするなど、「埼玉」という名を世界各地に轟かせた。そして前作の公開から2年の時を経て、続編の製作が決定した。
8月10日の夜には、約1年半の間なりを潜めていた『翔んで埼玉』公式HP等に突如小さな異変が勃発した。全『翔んで埼玉』ファンが歓喜の大熱狂に包まれること間違いなしだ。
▼スタッフ&キャスト コメント
■魔夜峰央(原作者)
改めて言うが、正気かおまえら。
■武内英樹(監督)
『翔んで埼玉』続編が遂に始動します。前作では思いっきり(愛を込めて)ディスっていたにも関わらず、埼玉の皆さんが心から映画を楽しんでくださり、改めてその埼玉愛に驚かされました。続編だからこそできる、壮大なスケールでお届けする日本最高峰の茶番劇をお届けしたいと思っています。GACKTさん、二階堂ふみさんや、信頼できるスタッフ、そして新しい仲間(?)と共に全力で作品を作ってまいります。是非、ご期待ください。
■若松央樹(プロデューサー)
前作の公開中、埼玉の皆様には「もっとディスっても大丈夫!」という声や、他県の皆様には「埼玉がうらやましい」「自分たちの地元もいじって欲しい!」「翔んで〇〇もやってほしい!」など、ありがたい反響をたくさんいただきました。『翔んで埼玉』自体は、前作も原作にはないストーリーを多分に描いておりましたし、作品としては、前作で既に出し尽くした気持ちも強かったのですが、皆様の温かい声をいただき、武内監督や脚本の徳永氏の間で「続きを作ってみてはどうか」という話が自然と出るようになりました。その内容が思いの外盛り上がり、続編を制作することになりました。埼玉の皆様に支えていただき、前作はありがたいことに大ヒットすることが出来ました。続編では更にパワーアップした、我々なりの愛あるディスりで、埼玉の魅力を全国に届けてゆきたいと思っています。再びとはなりますが、何卒寛大な心で受け止めていただければと思っております。
■GACKT(麻実麗役)
再びこの、いい意味でくだらない最高のエンターテインメントに関われると思うと、今から…不安しかありません。前作であれだけ埼玉をディスったにもかかわらず、監督はまたしても続編をやる気です。監督、バカなの?完全に壊れてます。。。そしてGACKTがまた高校生を演じるのか…、ダメでしょ?疑問は多く残りますが、前作でもご一緒した武内監督やふみちゃんがいれば、良い作品が作れると信じて…いや、むしろ、すべてお任せするしか、ありません。壮大な茶番の更なるパワーアップ、ぜひ楽しみにしていてください。不安です。。。
■二階堂ふみ(壇ノ浦百美役)
パート2を作ってみせる!と現場で肩をぐるぐる回しながら仰っていた武内監督。まさかこの映画がヒットするとは。まさかこの映画が日本アカデミー賞にノミネートされるとは。パンクで誠実な物作りをされる武内監督、そして派手に踊らせる若松プロデューサー。真面目に不真面目な大人達が集まる現場にまた呼んでいただけて、とても光栄です。パート1(まさかこの呼び方をする日が来るとは思わなかった)を遥かに超える大作を、最前線で感じられたらと思います。よろしくお願い致します。
『翔んで埼玉Ⅱ(仮)』
2022年 全国公開
監督:武内英樹
原作:魔夜峰央「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」
脚本:徳永友一
出演:GACKT 二階堂ふみ
配給:東映
©2022映画「翔んで埼玉」製作委員会