平凡な市民だった元料理人はどのようにして北朝鮮を欺いたのか!?『THE MOLE(ザ・モール)』予告編&ポスタービジュアル

平凡な市民だった元料理人が、命がけの潜入調査をして謎に満ちた北朝鮮の武器密輸の実態を暴くドキュメンタリー『THE MOLE(ザ・モール)』が、10月15日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

「ザ・モール」は英語でモグラという意味で、そこからスパイという意味にもなる。本作は、平凡なデンマークの一般市民が、CIAさえ容易に情報を掴めなかった北朝鮮の国際的な闇取引(武器密輸)のネットワークに潜り込み、その実態を赤裸々に暴いたドキュメンタリー。元料理人のウルリクと架空の石油王に扮したミスター・ジェームズのコンビが、北朝鮮の関係者たちを巧みに欺きながら盗撮を重ね、想像を絶する闇取引の奥底へと踏み込んでいく様は、正真正銘の“リアル”スパイ活動の記録であり、あらゆるフィクションを超えた究極のサスペンスと臨場感がみなぎっている。

予告編では、元料理人のウルリクが北朝鮮の武器密輸の売人に会うシーンや、取引の際に盗聴を怪しまれるシーンなどが映し出される。いずれも隠しカメラでの緊迫感あふれる映像で、いわゆるスパイ映画と比べても、思わず「これは本当の映像なのか?」と驚かされる。本作はまた、ついこの間まで平凡な料理人だったウルリクが何故こんな危険な任務に赴くのか?という興味をそそられる作品でもある。

ポスタービジュアルは、そんな彼の二面性を表したビジュアルになっている。

併せて、マッツ・ブリュガー監督のデビュー作『ザ・レッドチャペル』(2009)が、11月27日より公開されることが決定した。同作は、監督が北朝鮮の怒りを買い、入国禁止となった因縁を持つ衝撃作である。

『THE MOLE(ザ・モール)』
10月15日(金)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開
監督:マッツ・ブリュガー
出演:ウルリク・ラーセン
配給:ツイン

【作品概要】 デンマークの元料理人が約10年間にわたって自身のスパイとしての二重生活を記録。コペンハーゲン出身で元麻薬密売人の相棒とともに、今、世界で最も謎に満ちた独裁国家・北朝鮮に潜入する。二人は、長い月日をかけて北朝鮮に向けて武器や麻薬を製造及び供給する国際犯罪組織の中枢へと潜り込んでいく。商談を重ね、契約を結び、やがて主人公はアフリカ某所で兵器と麻薬の密造工場建設計画に深く関わることとなる…。

『ザ・レッドチャペル』
11月27日(金)より、シアター・イメージフォーラムほか全国公開
監督:マッツ・ブリュガー
配給:ツイン

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