木村拓哉「頂いた役柄を大切に演じたい」海外制作ドラマに初出演!「GOT」プロデューサーが手掛けるSFサスペンス「THE SWARM(原題)」

世界のテレビ史に残る大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のプロデューサー、フランク・ドルジャーが手掛ける海洋SFサスペンスドラマ「THE SWARM(原題)」が、2022年に世界同時放送&配信(日本ではHuluにて独占配信)される。このほど、日本から木村拓哉が、ストーリー後半部分でのキーパーソンの一人、人類の運命の鍵を握る役柄で出演することが発表された。

本作は、世界各地を舞台にした海洋SFサスペンス超大作で、深海に生息する未確認知的生物の群れに直面する“人類の闘い”を描く規格外の超大型国際ドラマ。2011年から8年にわたる放送で、世界のテレビ史に残るモンスター級の大ヒットをとばしたHBO製作ドラマ「Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)」の主要プロデューサーの一人で、数々のエミー賞受賞歴を誇り、インタグリオ・フィルムズのクリエイティブ・ディレクターを務めるフランク・ドルジャーが、製作総指揮を務める。いよいよイタリアで制作が開始される。

ドイツ最大級の公共放送局ZDF、フランス国営放送局グループFrance Televisions、イタリア国営放送局の国際テレビサービスRAI ITALIA、オーストリア公共放送局ORF、スイス公共放送局SRF、北欧を代表するメディアエンターテインメント企業Nordic Entertainment Group、そしてオンライン動画配信サービスHulu Japanが参画する。

原作は、2004年にドイツで発表され、「ダ・ヴィンチ・コード」から首位を奪い、ドイツ国内だけで450万部を売り上げたフランク・シェッツィングのベストセラー小説「THE SWARM」。世界的にも大ヒットし、27言語に翻訳されている。

監督は、様々な賞で受賞歴のある、「バーバリアンズ -若き野望のさだめ-」、「Thank You For Bombing(原題)」のバーバラ・イーダーと、「Britannia(原題)」、「リッパー・ストリート」のルーク・ワトソン。プロデューサーはアカデミー賞ノミネート歴のある、『オデッセイ』、「ゲーム・オブ・スローンズ」、『プライベート・ライアン』のマーク・ハッファムと、「キリング・イヴ/Killing Eve」、『食べて、祈って、恋をして』、「SEX AND THE CITY」のウテ・レオンハルトが務め、ショーランナーのフランク・ドルジャーと、原作者のフランク・シェッツィングがドラマ向けに原作を脚色。本作はドイツ初の全編英語のドラマシリーズである。脚本はエミー賞ノミネート作品「ストライクバック」のスティーヴン・ラリーと、「ディープ・ステート」のマリッサ・レストラードが、クリス・ラントやマイケル・A・ウォーカーと共に担当。極地深海研究者のアンティエ・ボエチウス博士(独ブレーマーハーフェンのアルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所)と、ジョン・コプリー博士(英サウサンプトン大学)が科学顧問を務める。

日本人キャストとして、木村拓哉が出演。長きにわたり日本のエンターテインメントを牽引し、数々の映画・ドラマで俳優として活躍する木村が海外制作ドラマに参加するのは初となる。物語の全人類の運命は、一握りの科学者グループの手に託されることになっていくが、木村は、人類の危機に立ち向かう科学者グループのひとつを組成し海洋問題に取り組む“ミフネ財団”の創設者で、自らそのチームを指揮するアイト・ミフネを演じる。製作総指揮フランク・ドルジャーから、「『ゲーム・オブ・スローンズ』と同様に、この『THE SWARM(原題)』においては、全体の調和が本質的に重要であり、キャラクターたちに生命を吹き込んでくれるオリジナリティー溢れる魅力的な俳優達の布陣が成功の鍵であると常にイメージしていました。木村さんに演じてもらう役は、強く権威ある雰囲気と際立った知性を同時に表現できることが求められますが、彼の作品を拝見しこのキャラクターを演じるのにまさしくうってつけと確信しました」と熱烈なオファーを受け、出演が実現した。

そのほか、「ニュー・ポープ 悩める新教皇」のセシル・ドゥ・フランス、「ラスト・リベンジ」のアレクサンダー・カリム、「バビロン・ベルリン」のレオニー・ベネシュ、「ハンナ・アーレント」のバルバラ・スコヴァら10ヵ国を超える国際色豊かな実力派俳優陣が集結。フランク・ドルジャーは「原作『THE SWARM』のドラマ化に当たっては、クリエイティブ面で様々な課題がありました。最もやりがいのあった課題は、ますます多様化する現代の科学者コミュニティを反映して登場人物を再解釈することでした。これにより、小説が執筆された2004年当時には想像もつかなかったようなキャスティングが実現しました」と語る。

■木村拓哉(アイト・ミフネ役) コメント
「Game of Thrones」は大好きな作品でしたので、そのチームからのオファーがあった際は、素直に嬉しい気持ちでした。原作の世界観の完成度が高く、この世界観の中に自分が参加できる事を大変嬉しく思います。どんな役であれ、頂いた役柄を大切に演じたいと思っています。また、日本だけでなく、世界がまだこのような時世ですので、細心の注意を払って現場に赴きたいと思っております。

■フランク・ドルジャー(製作総指揮) コメント
本作のクリエイティブ面での最大のチャレンジの一つは原作をいかにより現代的にブラッシュアップするかだと思っています。そのために物語を北米、ヨーロッパを超えて拡大することを考えたわけですが、Hulu Japanがそのヴィジョンに賛同しわれわれの仲間に加わってくれて、さらに、アイト・ミフネ役に木村拓哉さんという知性と威厳を兼ね備えた素晴らしい役者さんと出会えたことは大きな喜びです。またミフネというキャラクターをより深化させる作業を拓哉さんと共にできていることは大きな喜びでもあり、彼の仕事に取り組む真摯な姿勢は本当に尊敬に値するものだと思っています。そして日本を代表するスターを新たな視聴者に紹介できることに非常にエキサイトしています。われわれは「THE SWARM」がきっかけとなりHulu Japanとのパートナーシップが今後も続いていくことを強く期待しているとともに、日本最大のスターの一人と仕事ができることを本当に楽しみにしています。

「THE SWARM(原題)」
2022年 世界同時放送&配信開始/日本ではHuluで独占配信予定(全8話)
監督:バーバラ・イーダー ルーク・ワトソン
製作総指揮:フランク・ドルジャー
原作:フランク・シェッツィング「THE SWARM」
脚本:スティーヴ・ラリー マリッサ・レストラード
出演:木村拓哉 セシル・ドゥ・フランス アレクサンダー・カリム レオニー・ベネシュ バルバラ・スコヴァ