「2020東京・中国映画週間」で上映され、大反響を呼んだ衝撃のサスペンスにして驚愕のトリックムービー『誤殺 SHEEP WITHOUT A SHEPHERD(原題)』が、邦題『共謀家族』として7月16日より公開されることが決定した。併せて、キービジュアルがお披露目となった。
本作は、中国年間興行収入TOP10入り、21週TOP3入りを果たした大ヒットサスペンス。中国人一家の父親であるリーが、誤って不良の高校生を殺害してしまった娘を守るため、“映画”のトリックを利用した完全犯罪のアリバイ作りに着手する。しかし、警察の事情聴取に備え、妻子に想定尋問を繰り返すリーと家族との“共謀”の先には、予想もつかない結末が待っていた。
第24回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭で観客賞受賞、2020東京・中国映画週間第5回ゴールドクレイン賞で最優秀主演男優賞、第27回華鼎奨では最優秀新鋭監督賞、主演男優賞、助演女優賞にノミネートされた。
『共謀家族』
7月16日(金)より、新宿バルト9ほか全国順次公開
監督:サム・クァー
出演:シャオ・ヤン タン・ジュオ ジョアン・チェン フィリップ・キョン チョン・プイ
配給:インターフィルム アーク・フィルムズ
【ストーリー】 東南アジア、タイ。幼き日に中国からこの地に移り住んだリー・ウェイジエは、今は妻のアユー、高校生の娘ピンピン、まだ幼い娘アンアンの一家4人で幸せな毎日を送っている。インターネット回線会社を経営しているリーは、信心深く穏やかな人柄で、地域の誰からも好かれていた。『ショーシャンクの空に』が大好きなリーは、暇さえあれば事務所で映画ばかり観ている映画マニアでもあった。そんなある日、サマーキャンプに出掛けたピンピンが、そこで出会った不良高校生に睡眠薬を飲まされ、暴行の様子をスマホで撮られてしまう。ネットに動画を上げると脅されたピンピンは、自宅にやってきたその不良スーチャットと揉み合いになり、誤って彼を殺してしまう。スーチャットは、地区の警察局長の一人息子だった。出張から帰り、妻からすべてを聞かされたリーは、愛する娘と家族を守る為、完璧なアリバイ作りに着手する。常々「映画1000本も見れば、世界に分からないことなどない」と考えていたリーは、それまで観てきた映画のトリックを応用し、捜査の先の先まで読み尽くした完全犯罪を計画。警察の事情聴取に備え、妻子に想定尋問を繰り返すリーと家族との「共謀」の先にはしかし、予想もつかない結末が待っていた。
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