神尾楓珠「僕もそういう幸せが欲しいって思ってしまうんだ」『彼女が好きなものは』特報映像&ティザービジュアル3種

小説家・浅原ナオトによる恋愛青春小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を、神尾楓珠主演で映画化する『彼女が好きなものは』が、今秋に公開される。このほど、本作の特報映像とティザービジュアル3種がお披露目となった。

世間にはびこる“ふつう”という価値観とのギャップに向き合う男女の姿を描く本作。ゲイであることを隠して日々を過ごす男子高校生・安藤純と、BL好きを隠すクラスメイトの女子・三浦紗枝が、書店で鉢合わせたことから急接近。やがて紗枝から好きだと告白された純はある想いを秘め付き合うことに…。

特報映像は、安藤純(神尾楓珠)が、自分が“ゲイ”であることを知らない三浦紗枝(山田杏奈)から告白されるシーンから始まる。「自分も“ふつう”に⼥性と付き合い、“ふつう”の人⽣を歩めるのではないか?」。一縷の望みをかけ、純は紗枝の告白を受け⼊れ、付き合うことになるが…。純と紗枝が学校で一緒にお弁当を食べる場面や、遊園地に行ったり、浴衣姿で楽しそうにデートをする場面が映し出される一方で、紗枝には明かしていない、恋人・誠(今井翼)とキスをする直前のカットも確認でき、自分が望む“あたりまえ”の幸せと自分らしさとの狭間で揺れ動く純の葛藤がうかがえる。

ティザービジュアルには、“ゲイ”であることを隠して⽇々を過ごす男⼦⾼校⽣・純と、“BL好き”を隠すクラスメイトの⼥⼦・紗枝の二人の姿が収められるが、純が奥から紗枝を見つめる印象的な構図となっている。ゲイであることを家族や周りの人たちに打ち明けられず、悩みながら自分を隠して⽣きる純のキャラクターを表すように、ピントは手前の紗枝にあたり、純の姿はどこか焦点が定まらない。さらには、純と紗枝の姿を一人ずつ捉えた「純ver.」と「紗枝ver.」も披露される。

▲ティザービジュアル


▲ティザービジュアル 純ver.


▲ティザービジュアル 紗枝ver.

『彼女が好きなものは』
今秋 TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本:草野翔吾
原作:浅原ナオト「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」
出演:神尾楓珠 山田杏奈 前田旺志郎 三浦獠太 池田朱那 渡辺大知 三浦透子 磯村勇斗 山口紗弥加 今井翼
配給:バンダイナムコアーツ アニモプロデュース

【ストーリー】 高校生の安藤純(神尾楓珠)は自分がゲイであることを誰にも告げずに生きていた。ある日、書店でクラスメイトの三浦紗枝(山田杏奈)が、男性同士の恋愛をテーマとした、いわゆるBLマンガを購入しているところに遭遇する。BL好きであることを秘密にしている紗枝は「誰にも言わないで欲しい」と純に口止めをするのだが、彼女はまだ知らなかった。目の前にいる純が、彼女の好きなゲイであることに…。純には妻子ある同性の恋人マコトがいるが、書店での遭遇をきっかけに、純と紗枝は急接近する。紗枝の友人達とダブルデートをしたり、クラスメイトたちと遊園地で遊んだりと仲を深めるうちに、純は紗枝から告白をされる。「自分も“ふつう”に女性と付き合い、“ふつう”の人生を歩めるのではないか?」。一縷の望みにかけるかのように、紗枝の告白を受け入れ、付き合うことになったのだが…。

©2021「彼女が好きなものは」製作委員会