ただのオヤジが派手にキレまくる!『Mr.ノーバディ』日本版予告編&ポスタービジュアル

全編主人公目線のカメラワークで展開する挑戦的な演出で話題となった『ハードコア』のイリヤ・ナイシュラー監督と、『ジョン・ウィック』シリーズの脚本家デレク・コルスタッドがタッグを組んだ、ボブ・オデンカーク主演の痛快ハードボイルド・アクション大作『Mr.ノーバディ』が、6月11日より公開される。このほど、日本版予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

ハッチは地味で平凡な“何者でもないただの男(NOBODY)”。ある夜、自宅に二人の強盗が押し入ったとき、ハッチは暴力を恐れ反撃することが出来なかった。事件をきっかけに家族から失望され、胸の中で煮詰まっていた怒りがふつふつと湧き上がっていくハッチ…。ふと路線バスで出会ったチンピラたちの安直な挑発がトリガーとなり、遂にブチギレる。

日本版予告編では、家族にも隣人にも街のチンピラにもナメられまくるハッチが、ついに積年のストレスを爆発させた瞬間、有名アクションヒーローたちも顔負けの暴れっぷりで向かってくる敵をひたすらブチのめしまくる姿が映し出されており、路線バスでの乱闘が盛大にエスカレートしていくこの男の物語の行く末と、センセーショナルな痛快アクションに期待が高まる。

冴えない中年男の主人公を演じたボブ・オデンカークは、プロデューサーとしてもこの作品に参画。従来このような映画では、悪者が自分よりもタフな“間違った男”に手を出してしまったことが発端となることが通例だったが、本作でボブが描こうとしたアイデアは、悪者が本来反撃なんてするはずのない“正解の男”に手を出したとしたら?というもの。ボブは「これまでにやったことのないような映画にしたいと思っていた。ハリウッドをよく知っている人なら、『Mr.ノーバディ』のような個性的な映画が作られる可能性が低いことを知っているだろう。最初から自分でスタントをやりたいと思っていたし、現代の最高のアクション俳優とまではいかなくても、それに匹敵するスタントをやりたいと思っていた」と振り返っている。

「火曜日、ゴミ当番。愛車は路線バス」と退屈なルーティンを日々繰り返す“何者でもない”主人公のハッチが、顔一面に名誉の負傷を追いながら鋭い目線でこちらを睨みつける鮮烈な仕上がりのポスタービジュアル。妻や息子からも相手にされないダメな父親で、一切コトを荒立てることなく何かに歯向かうこともない、ひたすらに地味で目立たないただの中年男だったハッチが、こんなにもワイルドに変貌してしまうほどの激しい展開を予感させる。

『Mr.ノーバディ』
6月11日(金) 全国公開
監督:イリヤ・ナイシュラー
脚本:デレク・コルスタッド
出演:ボブ・オデンカーク コニー・ニールセン RZA マイケル・アイアンサイド クリストファー・ロイド
配給:東宝東和

【ストーリー】 ハッチ・マンセル(ボブ・オデンカーク)は、仕事では過小評価され、家庭ではリスペクトできない父親として扱われるなど、人生の苦難をぐっと受け止めながら生きる、地味で平凡な“何者でもないただの男(NOBODY)”だった。ある夜、郊外にある自宅に二人の強盗が押し入ったとき、ハッチは暴力を恐れ、父親らしく、そして男らしく、反撃することが出来なかった。事件をきっかけにさらに家族から失望され、同じ職場の義弟にもいちゃもんをつけられ、胸の中で煮詰まっていた怒りがふつふつと湧き上がっていくハッチ…。ふと路線バスで出会ってしまったチンピラたちの安直な挑発がトリガーとなり、遂にド派手にブチギレる!

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