「ある男性を待ち続けた。彼の電話と訪問を」年下既婚者に恋した女性の甘く切ない物語『シンプルな情熱』予告編&ポスタービジュアル

フランス中の女性が共感した、アニー・エルノーによるベストセラー恋愛小説を、セルゲイ・ポルーニンとレティシア・ドッシュ共演で映画化する『シンプルな情熱』が、7月2日より公開される。このほど、本作の予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

パリの大学で文学を教える教師のエレーヌは、年下で既婚者のロシア外交官アレクサンドルとパーティで知り合い恋に落ちる。昼下がりに、自宅やホテルで逢瀬を重ね、彼との抱擁にのめり込んでゆくエレーヌだったが、彼女が最も恐れていたことが起きてしまう…。

予告編は、エレーヌ(レティシア・ドッシュ)がアレクサンドル(セルゲイ・ポルーニン)をインターネットで画像検索するシーンから始まる。エレーヌが過去を振り返り「去年の9月から何もせず、ある男性を待ち続けた。彼の電話と訪問を」と語るナレーションと共に映し出されるのは、恋人を最高の状態で出迎えるため、大急ぎでメイクをし、服を選ぶ、かつてのエレーヌ。そして再会した二人は、対面するやいなや、熱い口付けをするのだった…。アレクサンドルについて想い、彼からの留守電に新しいメッセージがなかったことに落胆する。また「恋する男は目を閉じてキスをするのか?」という議題で、親友と恋バナで盛り上がり、一心にアレクサンドルを想うエレーヌを紡いでいく。一方で、親友からは「彼はロシアへいつか帰るのよ」と忠告もされるのだが…。フライング・ピケッツ「ONLY YOU」の美しいメロディと共に、エレーヌの繊細な女心が本映像からうかがえる。

ポスタービジュアルでは、アレクサンドルに壁際で押し倒され、恍惚とした表情をするエレーヌの姿が収められ、これから展開するドラマを予感させる。


©Julien Roche


©Magali Bragard

『シンプルな情熱』
7月2日(金)より、Bunkamura ル・シネマほか全国公開
監督:ダニエル・アービッド
原作:アニー・エルノー「シンプルな情熱」
出演:レティシア・ドッシュ セルゲイ・ポルーニン ルー=テモ・シオン キャロリーヌ・デュセイ グレゴワール・コラン
配給:セテラ・インターナショナル

【ストーリー】 パリの大学で文学を教えるエレーヌ(レティシア・ドッシュ)はあるパーティでロシア大使館に勤めるアレクサンドル(セルゲイ・ポルーニン)と出会い、そのミステリアスな魅力に強く惹かれたちまち恋におちる。自宅やホテルで逢瀬を重ねる度に、彼との抱擁がもたらす陶酔にのめり込んでいく。今まで通り大学での授業をこなし、読書も続け、友達と映画館へも出かけたが、心はすべてアレクサンドルに占められていた。年下で気まぐれ、妻帯者でもあるアレクサンドルからの電話をひたすら待ちわびる日々の中、エレーヌが最も恐れていたことが起きてしまう…。

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