プロレスラー・葛西純「試合ヤダなとか思うようになった」揺れ動く心境と壮絶な半生を追う『狂猿』予告編&ポスタービジュアル

プロレスラー、葛西純の壮絶な半生を追ったドキュメンタリー『狂猿』(読み:きょうえん)が、5月28日より公開される。このほど、本作の予告編、ポスタービジュアル、チラシビジュアルがお披露目となった。

本作は、デスマッチのカリスマと呼ばれ国内外における知名度・人気・カリスマ性の全てにおいてトップの座に君臨し続けるプロレスラー“葛西純”がデスマッチにかけた半生、半年にわたる長期欠場から、コロナ禍における未曾有の事態の中リングへの復帰を一年にわたり密着したドキュメンタリー映画。過去の試合映像に加えて、鎬を削ってきたデスマッチファイターたちも登場。ライバル的存在の伊東竜二(大日本プロレス)をはじめ、佐々木貴(FREEDOMS)、竹田誠志、そして葛西と練習生時代を共に過ごした本間朋晃、藤田ミノル、さらには“ミスターデンジャー”松永光弘や、大日本プロレス代表の登坂栄児も貴重な証言を披露する。

予告編では、デスマッチ界のカリスマとして君臨する葛西純の栄光、そして肉体の限界を感じながら模索する最中、コロナ禍が世界を襲い、心境に変化が起きていく様子がダイジェストで映し出される。

▲ポスタービジュアル

▲チラシビジュアル

ポスタービジュアルは、現在の葛西純を写真家・中河原理英が真正面から捉えた完全撮り下ろしの大胆な一枚。チラシビジュアルには、写真家・岸田哲平によるコロナ禍以降に開催された死闘を捉えた激しい写真が収められる。葛西純の静と動を表す特別なデザインとなっている。

『狂猿』
5月28日(金)より、シネマート新宿・心斎橋ほか全国公開
監督・撮影・編集:川口潤
出演:葛西純 佐々木貴 藤田ミノル 本間朋晃 伊藤竜二 ダニー・ハボック 竹田誠志 杉浦透 佐久田俊行 登坂栄児 松永光弘
配給:SPACE SHOWER FILMS

【作品概要】 1998年のデビューから“デスマッチ第三世代”として2000年代のデスマッチシーンを席巻。現在に至るまで国内外における知名度、人気、カリスマ性の全てにおいてトップの座に君臨し続けるプロレスラー・葛西純。愛称:狂猿(クレイジー・モンキー)としてリングに強烈なインパクトを与え続ける彼のことを、人は“デスマッチのカリスマ”と呼ぶ。2019年夏ごろから悩まされていた腰椎椎間板と頚椎椎間板ヘルニアの併発により、長期欠場を決断。同年12月25日、自身のプロデュース興行を最後に長期欠場に入った。復帰を誓いコンディションの調整を…とモチベーションを高く迎えた2020年。カリスマ不在のリングに新型コロナウイルスというエンターテインメント業界そのものを脅かす未曾有の事態が襲いかかる。緊急事態宣言明けの6月10日。多くの団体が未だ興行に二の足を踏む中、FREEDOMSは意を決し開催した有観客興行。そしてこの日は誰もが心待ちにしていた“カリスマ復活の日”となるのだが、そこにはこれまでのプロレスのあり方とは全く違う景色が広がっていた。人々の記憶に強烈に残る葛西純のデスマッチに対する美学。彼が歩んできた壮絶なデスマッチ人生とは相対し、家族に対する愛や、飾り気のないその生き様で多くのレスラーから尊敬され、ファンに愛される葛西純。壮絶なレスラー人生を葛西純と彼の人生を語る上では欠かせない人々の証言で物語る。

©2021 Jun Kasai Movie Project.