松重豊「若い人に媚を売ってる!スケボー出したり、納豆出したり!」光石研に公開説教!?

田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一らバイプレーヤーが本人役で出演し、業界内視聴率30%とも言われた「バイプレイヤーズ」シリーズ。その映画版『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~』が、4月9日より公開される。このほど、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて完成披露イベントが実施され、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、有村架純、松居大悟監督が登壇した。

本シリーズが映画化にまで至ったことについて聞かれた田口は、「前列のおっさん4人は、今回の撮影現場で元祖バイプレイヤーズと呼ばれていましたが、本当は大杉漣さんがリーダーとして存在している」と、第2作目のドラマの撮影中に亡くなった大杉漣についてコメント。「漣さんがここにいないのが残念でならないのですが、漣さんと共に大きくて広い場所に着けたという思いでいっぱい」と熱い胸の内を明かした。

松重は「こういうフォーマットを作り上げたのは大杉漣さん。次からは若い人たちが、このフォーマットで遊ぶ機会があれば、大杉さんの魂が永遠に生き続ける」語った。

「コロナ渦での撮影となった」という遠藤は「ほとんど誰とも会っていない時に現場に行ってみんなに会ったので、とにかく楽しかった!」と満面の笑み。「だから、当日何やったか覚えてないんだよね。ワーワー騒いで。とにかく楽しい現場でした」と撮影を振り返っていた。

撮影現場にスケボーを持ってきたという光石は、「若手の皆さんとすごいフレンドリーにしていた」という。光石と何度も共演している有村は「光石さんのカバンから唐突に納豆が出てきた。これだけ共演しているのに初めて見る一面がいっぱいある」と述べると、松重から「若い人に媚を売ってる!スケボー出したり、納豆出したり!」とツッコまれていた。

松重が「素晴らしい若い俳優さんは、今、耳に耳輪を付けている」と、ピアスをしている濱田や柄本を皮肉る場面も。柄本は「おしゃれが過ぎました…」と苦笑いしたが、濱田は「ピアス開けたぐらいでジクジク言われたのは高校生以来。まさか32になってこんなに言われるなんて思ってなかった」と逆ギレしたが、「職業の大先輩であり、頭の上がらない部活の先生みたいな側面もあり、すごく気さくな大先輩」と元祖バイプレイヤーズを絶賛。「せっかくの機会だからいろんなことを学んでいこうとずっと見てた」そうだが、「揃うと、ずっとしゃべってる。本番直前までしゃべってる。でも日没が近づくと、パタッとしゃべらなくなる。みんな家に帰りたくなっちゃう。何を学べばいいんだよ!」とボヤいて会場を爆笑させていた。

映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~』
4月9日(金) 全国公開
監督:松居大悟
脚本:ふじきみつ彦 宮本武史
主題歌:Creepy Nuts「Who am I」
出演:田口トモロヲ 松重豊 光石研 遠藤憲一 濱田岳 柄本時生 菜々緒  高杉真宙 芳根京子 有村架純 天海祐希 役所広司
配給:東宝映像事業部

©「バイプレイヤーズ2021」製作委員会/©2021「映画 バイプレイヤーズ」製作委員会