2012年に上演されて大いに反響を呼んだ、飯塚健監督のオリジナル戯曲を、中川大志主演で映画化する『FUNNY BUNNY』が、4月29日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルがお披露目となり、併せて、本作の映画の世界に繋がる電話企画が始動することが発表された。

「FUNNY BUNNY」は、『ステップ』、『虹色デイズ』、『荒川アンダーザブリッジ』などで知られるマルチクリエーター・飯塚健監督によるオリジナル戯曲。舞台版では謎が謎を呼ぶという緻密なプロットが演劇ファンを熱狂させ、のちに飯塚自らの手によって小説化もされた。自殺志願者を見分ける能力を持つ、自称“小説家”の剣持聡。彼が自らの正義のもとで繰り広げる奇想天外な騒動が、人生につまずき、暗澹たる思いをする若者に、再び生きる希望を与えていく。

予告編は、「世界を救うのはいつだって想像力だ」と豪語する自称小説家・剣持（中川大志）と、その相棒・漆原（岡山天音）が図書館を襲撃するシーンから始まる。剣持が「俺は人殺しだ」と静かに話し出し、中盤では「お前は人殺しなんかじゃない！絶対に違う！」「絶対なんて気安く使うなよ！」と剣持と漆原が激しく言い合う。さらに物語は「電波を盗みに行くぞ」とラジオ局電波ジャックへと加速し、「忘れる前進だってある。だけどな、諦めるなんて前進はどこにもねえんだよ！」と剣持が口にする。ウサギの着ぐるみによる表“図書館襲撃”と裏“ラジオ局電波ジャック”に隠された謎と悲しい真実が明かされたとき、おかしくて、切ない物語は加速する。

ポスタービジュアルは、先日web上で行われた一般投票で投票数の一番多かった、中川と岡山が鋭い視線を向けるビジュアルに決定した。

映画の世界に繋がる電話企画は、「050-3623-1770」にかけると、映画の舞台となる中華飯店・再見に繋がり、出演者や店主らによるメッセージがランダムで流れるというもの。公開前後では別メッセージが流れるので、映画を観る前と観た後で電話をかけ、映画の世界観に浸ることができる。※通信料がかかります。

『FUNNY BUNNY』
4月29日（木）より、映画館・auスマートパスプレミアムにて公開・配信
監督・脚本・編集：飯塚健
原作：舞台「FUNNY BUNNY -鳥獣と寂寞の空-」（演出・脚本：飯塚健）　小説「FUNNY BUNNY」（飯塚健）
音楽：海田庄吾
出演：中川大志　岡山天音　関めぐみ　森田想　レイニ　ゆうたろう　田中俊介　佐野弘樹　山中聡　落合モトキ　角田晃広　菅原大吉
配給：「FUNNY BUNNY」製作委員会

©2021「FUNNY BUNNY」製作委員会