島本理生による“稀代の問題作”とも称された傑作サスペンスミステリーを、堤幸彦監督が北川景子を主演に迎えて映画化する『ファーストラヴ』が、2月11日より公開中。このほど、2月28日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて大ヒット御礼舞台挨拶が実施され、キャストの北川景子、芳根京子、堤幸彦監督が登壇した。
女性からの共感の声が多いという本作。北川は周囲の反響について「同じ業界の方から『観たよ』という連絡をたくさんいただいた。『堤監督のこういう作品も初めて観たし、北川さんも芳根さんも、こういう作品は観たことがない。すごい新鮮』と、結構男性の方からいただく」ことを明かしつつ、「男性のプロデューサーや、歯医者さんからメールもらいました(笑)」と笑顔で語った。
「北川さんから言われた愛を感じた言葉は?」という質問に、「たくさんある」という芳根。現在、北川も芳根も連ドラの撮影中だそうで、「スケジュールが大変な中で、北川さんから『きょんちゃん(芳根)が頑張ってるなら、頑張れる!』って言われて、すごいうれしいと思って(笑)」と感動した様子で、「好きな人と一緒に頑張れるって、すごい幸せだと日々感じています」とコメントした。
これに対して北川は「久々の連ドラの撮影で、家庭との両立で心が折れそうなときに、ちょうど良く連絡をくれる」と、芳根に感謝。「『私も頑張ってます』と言われると、きょんちゃんが頑張ってるんだから、私も頑張ろうって。一緒に頑張っている感じがして勇気をもらっている」ことを明かした。
この日、24歳の誕生日を迎えた芳根に、サプライズで北川から花束が贈呈される場面も。北川は「改めて芳根京子さんという女優さんと共演できてうれしかった。本当に立派な女優さんになって、私も学ばせてもらっている」と芳根をリスペクト。北川の言葉に大粒の涙を流した芳根は「すごく幸せな誕生日。まさか北川さんから、うれしいお言葉をいただけるとは…」と感動した様子で、「今のを誰か録音していたらください(笑)、本当にありがとうございました」と北川に感謝していた。
『ファーストラヴ』
2021年2月11日(木) 全国ロードショー
監督:堤幸彦
原作:島本理生「ファーストラヴ」
脚本:浅野妙子
主題歌:Uru「ファーストラヴ」
挿入歌:Uru「無機質」
出演:北川景子 中村倫也 芳根京子 板尾創路 石田法嗣 清原翔 高岡早紀 木村佳乃 窪塚洋介
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。「動機はそちらで見つけてください」容疑者・聖山環菜(芳根京子)の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。事件を取材する公認心理師・真壁由紀(北川景子)は、夫・真壁我聞の弟で弁護士の庵野迦葉(中村倫也)とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねる。二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た“何か”を感じ始めていた。そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの“ある記憶”と向き合うことになるのだが…。
©2021『ファーストラヴ』製作委員会