2017年4月に番組がスタートし、今年放送5年目を迎える大人気子ども番組「オトッペ」をミュージカル映画化する『劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ』が、今秋に公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。
大人気こども番組「オトッペ」は、“聴察”をテーマに、世界一のDJを目指すシーナと、音から生まれたふしぎな生きもの「オトッペ」たちのへんてこな毎日を描いた物語。番組で流れるキャッチーな楽曲やダンスも人気で、関連動画再生回数は1億5千万を突破するなど、子どもから大人まで幅広い人気を誇る。
同作をミュージカル映画化した『劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ』の主役は、オトッペタウンいちばんのグータラで知られる、風のオトッペ、ウィンディ。ある朝、どこからか突然あらわれた自分そっくりの赤ちゃんオトッペ。その赤ちゃんを「リル」と命名し、育てることになったウィンディは、規則正しい生活や慣れないお世話に悪戦苦闘しながらも、徐々にリルと心を通わせていく。でも、リルには、ある秘密が。やがて、ウィンディたちは、ドタバタ大騒動に巻き込まれていく…。ウィンディのいとこ・西風のオトッペ、ウエスティも大活躍。楽しい歌がたくさん詰まった、子どもも大人も笑顔になる、ワイワイドタバタのミュージカル映画である。
監督を務めるのは、人形とミニチュアセットを用いた特撮映像を主に制作し、近年では2020年放送ドラマ「浦安鉄筋家族」のミニチュア特撮シーンや、齊藤工が総監督を務めた映画『COMPLY+-ANCE』にゲスト監督で参加するなど活躍の幅を広げる飯塚貴士。脚本は、「みいつけた!」「おかあさんといっしょ」「天才てれびくん」「わしも」などの脚本を手掛け、脚本家・構成作家・コント作家として幅広く活躍中の向田邦彦。そして、数々のヒット曲を持つジャングルスマイルの活動休止後はアーティストへの楽曲提供やドラマ、映画などの音楽を担当し、ワコールの「リボンブラ体操」でACCベスト音楽賞、キンチョウ「タンスにゴンゴン」でギャラクシー賞を受賞、昨年5月の「おかあさんといっしょ」月のうたも手がけた吉田ゐさおが音楽を担当する。
声のキャストとして、主人公・ウィンディ役で井口裕香、DJシーナ役で久野美咲、謎の赤ちゃんオトッペ・リル役で稲垣来泉、そしてウエスティ役で西島秀俊が出演する。
ポスタービジュアルには、麦畑でウィンディが赤ちゃんオトッペのリルを抱っこする姿が収められ、温かみのある優しい笑顔と、どこか懐かしい雰囲気の背景が調和した仕上がりになっている。
▼スタッフ&キャスト コメント
■井口裕香(ウィンディ役)
なんと!オトッペがついに!映画化です!しかもミュージカル映画です!!びゅびゅ〜!!??!そしてウィンディが主役!!!?びゅわ〜!!!!!驚きと喜びの連続です♪番組開始から5年、本当にうれしいです。ありがとうございます。大きなスクリーンで表情をコロコロ変えて、くるくる飛び回ってみんなをたのしませてくれるウィンディを、大切に演じさせていただきます。映画を見終えたみんなが笑顔いっぱいになってくれると良いなあ。思わず口ずさんでしまうお歌もいっぱいあると思います!お楽しみに~!
■久野美咲(シーナ役)
たくさんのお子さん達にオトッペを観てもらいたいと思いながら、今までアフレコをしてきたので、映画になって本当に嬉しいです。ウィンディがどんな活躍をするのか、今からとても楽しみです。この映画を通してたくさんの方たちにオトッペを知ってもらえたら嬉しいです!!
■稲垣来泉(リル役)
6歳の時、テレビで「オトッペ」をみてすぐに歌が好きになって「ウキウキオトッペ」をたくさん歌いました。物に音があることを知って、アプリで家の中のオトッペを探して、どんな音がするんだろう?と、初めて聞く音もあって感動していました。オトッペタウンに行ってみたいと思っていたので、リルちゃんとして夢が叶ってとっても嬉しいです。とってもわくわくしています。オトッペの1度きいたら歌っちゃう音楽や歌がだいすきなので、映画館で観られるのもとっても楽しみです。
■西島秀俊(ウエスティ)
ついにオトッペが映画化!とても喜んでいます。独特の世界観、そして一筋縄ではいかないキャラクター達がスクリーンでどんな冒険を繰り広げるのか。きっと素敵な作品になります。スケールアップした劇場版オトッペで沢山の子供達が楽しめるよう僕も全力で挑みたいと思います。
■飯塚貴士(監督)
これまで僕自身TVシリーズの脚本やエンディング、YouTube用映像など色々と関わってきたオトッペ。その劇場版の監督を任せてもらえた喜びと緊張で武者震いが止まらぬ日々を過ごしています。大変なご時世の今だからこそ、とにかく明るく楽しく、時々ちょっと不思議なオトッペらしさ溢れるミュージカル映画をお届けできる様、スタッフ一丸となって全力を尽くしております。楽しみに待っていて貰えましたら幸いです!
■向田邦彦(脚本)
皆でたくさん愛情を注いで育ててきた「オトッペ」が映画化される事になり、こんなに嬉しい事はありません。劇場版ではテレビ版でなかなか描ききれない大きな物語にチャレンジしています。しかも歌と笑いが盛りだくさんのミュージカル!この映画を、全てのオトッペファンとそうでない方、そして、たくさんのパパとママとこどもたちに届けたいです。
■吉田ゐさお(音楽)
「降っている雪は丸くない!」幼い頃、母に手を引かれ、人生初めての映画(アニメ)を観た、私の感想です。最近なぜか、子供向けの作品を担当させていただく機会が増えまして。言われることがあります「お子さん『でも』わかるように…」ん?「でも」?子供の理解力をバカにしちゃぁいけません。その無限の可能性に勝手にリミッターかけてるのはあなた達大人です。私も子供の目線なんか持ち合わせてはいませんが、バカにもしていません。純粋に自分がイイと思う「本物」を届けています。あの時「雪は丸くない」と言った少年を裏切らないために。
『劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ』
今秋 全国公開
監督:飯塚貴士
原案:NHK/オトッペ町役場
脚本:向田邦彦
音楽:吉田ゐさお
声の出演:井口裕香 久野美咲 稲垣来泉 西島秀俊
配給:イオンエンターテイメント
【ストーリー】 ふしぎな生きもの「オトッペ」たちが暮らす町、オトッペタウン。町いちばんのグータラで知られるウィンディ(声:井口裕香)、やることなすこと全てがテキトー。風の吹くまま気の向くまま、自由に暮らしていた。ある朝のこと。ウィンディが目覚めると、そばに自分そっくりの小さな赤ちゃんが!親友のDJシーナ(声:久野美咲)や町のみんなに助けられながら、なぜか赤ちゃんを育てることになったウィンディ。そんな中、オトッペタウンに近づいてくる「歌う彗星・ウタウーネ」。ウィンディたちは、やがてドタバタ大騒動に巻き込まれていく…!
©2021「劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」製作委員会 ©NHK/オトッペ町役場