世界の映画祭で数々の賞に輝く今最注目の映像クリエイター・長久允がメガホンを撮り、湯川ひな、TARAKO(声の出演)ら多彩かつ豪華な女性陣をキャストに迎えて贈る新感覚のミュージカルドラマ「FM999 999WOMEN’S SONGS」(読み:エフエムキューキューキュー キューキューキューウーマンズソングス)が、3月26日よりWOWOWオンデマンドにて配信、3月29日よりWOWOWプライムにて放送されることが決定した。
16歳の誕生日を迎えたばかりの主人公の高校生・清美が「女とは?」とふと呟くと、突如として脳内ラジオ“FM999”がスタート。DJが清美の悩みに応じた曲をオンエアすると告げるやいなや、3人の女が登場し代わる代わる “女のうた”を披露していくというユニークな設定のもと物語は始まる。「女とは?」と呟くたびにラジオは発動。清美の日常と並行して頭の中では“女のうた”を聴きながらめぐる奇妙な冒険がはじまるのだが…。沢山のうたに出会い、女とはなにか、清美は答えを掴むことはできるのか!?
総監督、脚本、そして全楽曲の作詞も担当するのは、『そうして私たちはプールに金魚を、』が若手映画監督の登竜門・サンダンス映画祭にて日本人初のグランプリに輝き、続いて監督を務めた『ウィーアーリトルゾンビーズ』でも国内外の映画祭を席巻した新鋭・長久允。連続ドラマを手掛けるのは本作が初になり、女性をテーマにした完全オリジナル作品に挑戦する。
主人公の高校生・小池清美には、長久監督作『そうして私たちはプールに金魚を、』で映画初主演を飾り、長久とは今回3度目のタッグとなる湯川ひな。圧倒的な透明感、そして10代とは思えぬミステリアスな雰囲気が魅力の期待の新星だ。また、早くに妻を病気で失い男手一人で清美を育てる父親の小池徹には、様々な作品で唯一無二の存在感を放ち、自身が立ち上げた演劇ユニット「切実」では演出も担当するなどマルチな才能を魅せる岡部たかし。清美が恋する同じ高校の先輩・新海には、池田エライザ監督作『夏、至るころ』で主演に大抜擢され、以後『樹海村』『まともじゃないのは君も一緒』など話題作への出演が後を絶たない倉悠貴。そして、“FM999” のDJ役(声の出演)は、国民的人気アニメ「ちびまる子ちゃん」のまる子役などでお馴染み、ナレーター・歌手としても活躍するTARAKOが担当する。
本作では、清美をめぐるドラマに併せて、1話につき3人の女が“FM999”に登場し“女のうた”を披露していく。その歌い手として宮沢りえ、メイリン、太田莉菜、八代亜紀、モトーラ世理奈、後藤まりこ、ともさかりえ、アオイヤマダ、三浦透子、ゆりやんレトリィバァら超多彩な女性陣が出演する。彼女たちにより、どんなうたが披露されるのか?
▼スタッフ&キャスト コメント
■長久允(総監督・脚本)
この物語は、女性のための物語です。男が作るものではないかもしれない。しかし、作らざるをえない使命感を感じています。社会にまだ残る男女差のこと。身体的なこと。性について。とても繊細で、難しいテーマですが、歌という、詩的な表現で、脳だけではなく心に、届けることができたなら、と思っています。湯川さん、TARAKOさん、そして歌うキャストの方々のバラバラの魅力も、爆発させていただき、見たことのないドラマにしてゆきます。
■湯川ひな(小池清美役)
2020年を経た今、時代は新しい価値観へと動いているように感じます。私が演じる清美は、子供から大人への移行期として混乱の中にいます。それは私たちの状況と重なるところがあると思っています。今、この作品が生まれることの意味を強く感じます。長久監督と素晴らしいスタッフの方々、TARAKOさんはじめ、魅力的な“女”たち、キャストの皆様との創作時間が楽しみでなりません。未熟ながらも精一杯努めますので、ぜひご覧ください!
■TARAKO(DJ役)
初めて本を読ませていただいた時、長久監督の視点のすごさにまずやられました。そして本読みでお会いした主役のひなちゃんの透明な空気に幸せを感じました。私はまだクランクイン前なのですが、早くその世界を目の当たりにしたいです。そしてそれを紡ぐパーツになれることが嬉しくてたまらない。女?おんな?オンナ?Onna?もっと知りたいもっと観たいもっともっと…って求めて求めて…エンドレスの始まり始まり〜♪ぜひご覧下さいね!
「FM999 999WOMEN’S SONGS」
3月26日(金)より、WOWOWオンデマンドにて配信開始
毎週金曜配信
3月29日(月)より、WOWOWプライムにて放送(全10話)
毎週月曜夜9時30分~放送
総監督・脚本:長久允
演出:中村剛 大熊一弘
音楽:三枝伸太郎
出演:湯川ひな 岡部たかし 倉悠貴 (第1話)宮沢りえ メイリン (第2話)太田莉菜 八代亜紀 (第3話)モトーラ世理奈 後藤まりこ ともさかりえ (第4話)アオイヤマダ 三浦透子 ゆりやんレトリィバァ
声の出演:TARAKO
【ストーリー】 16歳の誕生日を迎えた小池清美(湯川ひな)は不安や喜びなどぐちゃぐちゃな感情を抱いていた。「女って何?」という言葉がふと口に出た清美の頭の中にDJ(TARAKO)の声が聞こえだす。「女のうた!レイディオFM999、始まるよ」。頭の中のDJは清美の悩みに応えて曲をセレクトして届けるという。目を閉じる清美はその歌の世界で様さまざまな女たちと出会い学び、葛藤を重ねていく。そんなある日、清美は放課後の教室で、進路や受験や男社会など将来の夢についていらだちを感じていた。そして思わず、「女って何?」とつぶやく。すると再び、頭の中にDJの声が響き、「FM999」が始まる。われに返ると教室でちょうど、清美の未来に大きな影響を与えることになる新海先輩(倉悠貴)と出会うのだが…。