山﨑賢人「結構やってきたはずなのに恥ずかしい…」久しぶりの純愛作品に照れ

1956年にアメリカで発表されて以来、色褪せぬ名作として世界中で愛されるロバート・A・ハインラインによる伝説的SF小説を、三木孝浩監督が山﨑賢人を主演に迎えて映画化する『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』が、近日公開予定。このほど、2月13日にイイノホールにて完成報告会イベントが開催され、キャストの山﨑賢人、清原果耶、藤木直人、三木孝浩監督が登壇した。

『夏への扉』というタイトルを聞いた時に、「季節に扉ってあるの?」と疑問に思ったという山﨑。「SFだと聞いて…、すごくSFが好きなので、楽しみだった」とし、三木監督とはデビュー作となる『管制塔』(2011)以来のタッグで「本当に安心だし、チームの皆さんとまた作品を作れるということでワクワクしておりました」とコメントした。

時を超えた純愛をテーマにした本作について、山﨑は「久々にピュアな恋愛ものをやらせていただき、完成した作品を観てちょっと恥ずかしい…」と照れ笑い。「結構やってきたはずなのに、恥ずかしいという気持ちが…いい意味で(笑)」と述べつつ、「そういう純愛要素があるので、ぜひ観て欲しい」と笑顔で作品をアピールした。

本作の内容にちなみ「諦めないと決めていること」を聞かれたキャスト陣。清原は「どんなに極寒の場所にいても、時間がタイト過ぎても、芝居を楽しむ」ことを諦めないとコメント。「マラソン」だという藤木は「諦めそうになっている自分への戒め」とし、「マラソンを完走してみたい」と語った。

同じ質問に山﨑は「撮影で自分がどんなに上手くできたと思っても、OKがでないとくじけそうになるんですけど、諦めないという信念を持っている」とコメント。「くじけちゃうともったいない。作品として残っちゃうので」と力強く語っていた。

『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』
近日公開予定
監督:三木孝浩
原作:ロバート・A・ハインライン「夏への扉」
脚本:菅野友恵
音楽:林ゆうき
主題歌:LiSA「サプライズ」
出演:山﨑賢人 清原果耶 夏菜 眞島秀和 浜野謙太 田口トモロヲ 高梨臨 原田泰造 藤木直人
配給:東宝 アニプレックス

【ストーリー】 将来を期待される科学者の高倉宗一郎(山﨑賢人)は、亡き養父である松下(眞島秀和)の会社で研究に没頭していた。ずっと孤独だった宗一郎は、自分を慕ってくれる松下の娘・璃子(清原果耶)と愛猫ピートを、家族のように大切に思っていた。しかし、研究の完成を目前に控えながら、宗一郎は罠にはめられ、冷凍睡眠させられてしまう。目を覚ますと、そこは30年後の2025年の東京…。宗一郎は、研究もピートも、すべてを失い、璃子が謎の死を遂げていたことを知る。愕然とする宗一郎だったが、人間そっくりなロボットの力を借り、未来を変えるために動き出す。璃子を絶対救うという、信念とともに。

©2021 「夏への扉」製作委員会