土屋太鳳は「ストレッチバカ」!? 田中圭 「この撮影で一番笑い転げた」

新鋭・渡部亮平監督が、土屋太鳳を主演、田中圭を共演に迎え自身のオリジナル脚本で贈るサスペンス『哀愁しんでれら』が、2月5日に公開初日を迎えた。同日、新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶に、キャストの土屋太鳳、田中圭、COCO、渡部亮平監督が登壇した。

映画の上映後に純白のドレスで登場した土屋は、「(自身が演じた)小春のその後が心配で。もし無事に公開されたら、シンデレラの靴に白いドレスを着させてあげたい、とにかく小春を幸せにしてあげたいと思って」と、本日の衣装を選んだ経緯を説明した。

本作で一番大変だったところは「小春と出会うまで」と答えた土屋。「私の祖父が医師だったので、そのイメージを消さないと小春として生きられないと思った。あとは(田中が演じた開業医の)大悟さんを演じるのが誰かが大事だと思って。大悟さんが田中圭さんだとお聞きした時に、『なるほど!』となって、そこから小春が身近に感じられた」ことを明かした。

共演は3度目となる土屋と田中。本作の“裏おとぎ話サスペンス”にちなみ、「お互いの知ってしまった裏の顔」を聞かれると、田中が「これ、言ったら太鳳ちゃんのイメージが変わっちゃうなあ…」と述べつつ、「太鳳ちゃんはストレッチバカ」であることを暴露。続けて田中は「現場でもずっとストレッチしていて。監督やスタッフさんの肩をもんだり、僕の肩ももんでくれて」とし、「お返しに、(土屋の)肩をもんだんですよ。そしたらマジでガッチガチで(笑)。『お前、あのストレッチなんなの!? お前が一番こってるやないかい!?』っていうぐらいガッチガチ(笑)。この撮影で一番笑い転げた」と撮影を振り返った。

対して土屋は田中の裏の顔について「裏も表もない。ありのままが服を着て歩いてきた」と説明。現場には「寝癖もそのまま、ジャージとサンダルで来る」ことを明かしつつ、「アボガドみたいな、外はやわらかいけど、中はハードボイルド」と独特の表現で田中を考察すると、田中は「とのことです(笑)。アボガド俳優かあ(笑)」と苦笑いを浮かべていた。

イベントの最後には、2月3日に26歳の誕生日を迎えた土屋にサプライズでフラワーケーキがプレゼントされた。田中が「太鳳ちゃんは、ずっとこのまま成長してほしい」と祝いの言葉を贈ると、土屋は「嬉しいです!」と満面の笑みを浮かべていた。

『哀愁しんでれら』
2月5日(金) 全国公開
監督:渡部亮平
出演:土屋太鳳 田中圭 COCO 山田杏奈 ティーチャ 安藤輪子 金澤美穂 中村靖日 正名僕蔵 銀粉蝶 石橋凌
配給:クロックワークス

【ストーリー】 児童相談所で働く小春(土屋太鳳)は、自転車屋を営む実家で父と妹と祖父と4人暮らし。幸せでも不幸せでもない平凡な毎日を送っていた。しかしある夜、怒涛の不幸に襲われる。祖父が倒れ、車で病院に向かうも事故に遭い、父が飲酒運転で連行され、火の不始末が原因で自宅は火事になり、家業は廃業に追い込まれ、彼氏の浮気を目撃(しかも相手は自分の同僚)…一晩ですべてを失う。そんな時に出会ったのが、8歳の娘・ヒカリ(COCO)を男手ひとつで育てる開業医の大悟(田中圭)。優しく、裕福な大悟は、まさに王子様のよう。彼のプロポーズを小春は受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ。しかしその先には、想像もつかない日々が待っていた…。

©️2021 『哀愁しんでれら』製作委員会