『4月の君、スピカ。』の福原遥がフラガールの主人公の声を務めるオリジナルアニメ『フラ・フラダンス』が、初夏に公開される。このほど、追加キャストとして、ディーン・フジオカ、山田裕貴が出演することが発表された。
本作は、福島県いわき市を舞台に、フラガールを仕事に選んだ主人公・夏凪日羽と同期の仲間たちの成長を描く青春群像劇。
ディーンが演じるのは、主人公たちが勤めるスパリゾートハワイアンズの憧れの先輩社員、鈴懸涼太(すずかけりょうた)。オファー前から声優の仕事にいつかトライしたいと思っていたという声優初挑戦のディーンは自身が福島の生まれということもあり、本作の出演に際し、「以前から声優のお仕事をやってみたいと思っていたので、本作品に参加させて頂き本当に嬉しく思います」と語り、自らを「永遠のルーキーのような気持ちでアフレコに臨んだ」と振り返った。本作をプロデュースする大島プロデューサーは「優しい歌声でふるさと(福島)の歌を歌われていた姿が、演じていただいた鈴懸涼太というキャラクターのまなざしの温かさや佇まいにリンクすると思った」と起用理由を語り、プロジェクト立ち上げ時から熱望していたことを明かす。現場での様子は、「ストイックに取り組まれており、物語後半の主人公・日羽との掛け合いの場面は、完成前なのにジーンときました」と、初声優となるディーンの新たな一面に期待を持たせる。
山田が演じるのは、おとぼけキャラだが情に厚く、日羽たちと一喜一憂を共にするマネージャー平和人(たいらかずと)。元々アニメ好きという山田は、総監督を務める水島精二(「鋼の錬金術師」、『劇場版 機動戦士ガンダム 00 -A wakening of the Trailblazer-』)の大ファンと公言。数年前に見に行った舞台で偶然水島を見かけて話しかけ、それ以来交流があると話しており、「すごく嬉しくて、お話をお聞きして、すぐにマネージャーさんに『絶対、やりたい』と連絡しました」と、オファーを聞いた際の興奮を語る。本作へは、水島総監督のラブコールにより平マネージャー役に決定した。「リスペクトし合う二人の現場での化学反応を楽しみにしていた」という大島プロデューサーは、現場での様子を「様々な演技プランをもって収録に臨んでいただきました。平マネージャーが登場するたび、お客様が笑ってホッとできるような平マネージャーにぜひ癒されていただきたいです」と話し、セリフをすべて覚えてアフレコに臨んだ山田の熱量がどのように表現されるのか楽しみだ。
▼追加キャスト コメント
■ディーン・フジオカ(鈴懸涼太役)
以前から声優のお仕事をやってみたいと思っていたので、本作品に参加させて頂き本当に嬉しく思います。また、この物語は自分の故郷でもある福島を舞台にしたストーリーということで、生まれ故郷とのつながりの中で改めて自分に何ができるのかを考えるきっかけを頂きました。自分の置かれた場所で、何があっても諦めず、全力で努力し続けることの大切さを教えてくれる、そんな力を持った作品になっていると思います。この物語が一人でも多くの方に伝わることを心より願っております。
■山田裕貴(平和人役)
自分がデビューした当時からずっと大好きだった作品の監督である水島総監督の作品にお声がけいただいて、本当に嬉しくて前のめりで参加させていただきました。振り返るのも大事だけれど、変えられる1秒先のために前に進もうよというメッセージが込められている作品だと思っているので、観ていただく方にとってもそんな風に感じてもらえると嬉しいです。参考に見せていただいた映像が素晴らしく、完成したら自分の想像をはるかに超えてくるのは間違いないので僕自身、完成を楽しみにしています。
『フラ・フラダンス』
2021年初夏 全国公開
総監督:水島精二
監督:綿田慎也
脚本:吉田玲子
制作:BN Pictures
声の出演:福原遥 ディーン・フジオカ 山田裕貴
配給:アニプレックス
【ストーリー】 スパリゾートハワイアンズのダンシングチーム、通称“フラガール”。かつて姉もフラガールだった夏凪日羽(声:福原遥)は、新入社員、つまり新人フラガールのひとりとして、フラダンスと出会い、姉と同じステージに立つが…。同期入社の仲間とともに、ステージから笑顔を届ける仕事を選んだ彼女たちの、彼女たちにしかできないフラを目指す日々が始まる。
©︎BNP, FUJITV/おしゃれサロンなつなぎ