新鋭・渡部亮平監督が、土屋太鳳を主演、田中圭を共演に迎え自身のオリジナル脚本で贈るサスペンス『哀愁しんでれら』が、2月5日より公開される。このほど、1月19日にイイノホールにて完成報告会が実施され、キャストの土屋太鳳、田中圭、COCO、石橋凌、渡部亮平監督が登壇した。

豪華なドレス姿で登壇した土屋は、「大変な状況の中、この場を用意していただき、心から感謝を伝えたいと思います」と挨拶。田中は「久しぶりに皆さんにお会いできて幸せです」と笑顔を見せた。

田中との共演について聞かれた土屋は、「寒い撮影中に（田中が）温かい飲み物を買ってきてくださって、ストーブの上で温めて一緒に飲んだ」そうで、「そういう心遣いが素敵。お芝居はもちろん素晴らしいです！」と田中を絶賛した。

撮影中の土屋との会話について聞かれた田中は「監督も交えて撮り方を相談しながら撮影していた思い出がある」とし、今回の役を演じるにあたり「意識しないことを意識した」そうで、「変にサイコパス的な感じを出すのは違うのかなと」、自然体で演技に臨んだとコメント。土屋に対しては「カメラが回っている時と、回ってない時のギャップがすごい。メリハリがすごい！」と絶賛していた。

最後の挨拶の途中、土屋は「…何を言おうとしたか忘れちゃいました（笑）」と赤面。田中もフォローしたそうだったが「一言目も出てないから全然わからない（笑）」と断念しつつ、「大丈夫、大丈夫」と優しく声をかけた。土屋は「久しぶりです、忘れたの（笑）」と照れ笑いを浮かべていたが、最後はきっちり挨拶してイベントを締めくくっていた。

『哀愁しんでれら』
2021年2月5日（金） 全国公開
監督：渡部亮平
出演：土屋太鳳　田中圭　COCO　山田杏奈　ティーチャ　安藤輪子　金澤美穂　中村靖日　正名僕蔵　銀粉蝶　石橋凌
配給：クロックワークス

【ストーリー】　児童相談所で働く小春（土屋太鳳）は、自転車屋を営む実家で父と妹と祖父と4人暮らし。幸せでも不幸せでもない平凡な毎日を送っていた。しかしある夜、怒涛の不幸に襲われる。祖父が倒れ、車で病院に向かうも事故に遭い、父が飲酒運転で連行され、火の不始末が原因で自宅は火事になり、家業は廃業に追い込まれ、彼氏の浮気を目撃（しかも相手は自分の同僚）…一晩ですべてを失う。そんな時に出会ったのが、8歳の娘・ヒカリ（COCO）を男手ひとつで育てる開業医の大悟（田中圭）。優しく、裕福な大悟は、まさに王子様のよう。彼のプロポーズを小春は受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ。しかしその先には、想像もつかない日々が待っていた…。

©️2021 『哀愁しんでれら』製作委員会