前田敦子「楽しそうでうらやましかった」城田優、飯豊まりえ、滝藤賢一らが出演決定!成田凌 × 松居大悟監督『くれなずめ』

「バイプレイヤーズ」シリーズや、『アズミ・ハルコは行方不明』、『アイスと雨音』の松居大悟監督が、実体験をモチーフに書いた完全オリジナルの舞台劇を、成田凌主演、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹共演で映画化する『くれなずめ』が、2021年に公開される。このほど、追加キャストとして、前田敦子、城田優、飯豊まりえ、滝藤賢一ら10名が出演することが発表された。

本作は、友人の結婚式で余興を披露するために久々に集まった高校時代の旧友たちが歩く、結婚式の“披露宴から二次会までの狭間”を描いた物語。しょうもないことで笑っていたあの頃があるから、今の自分があることを思い出させてくれる。松居監督ならではの、観る人の予想を超える“仕掛け”に注目だ。

新たなキャストとして、気が強く責任感があり、高校時代の同級生で、主人公の吉尾(成田凌)と一緒に清掃委員をしていたミキエを演じるのは、映画・ドラマなど多岐にわたる活躍をみせており、近年では『町田くんの世界』や、ロカルノ国際映画祭で上映された主演映画『旅のおわり世界のはじまり』での好演が記憶に新しい前田敦子。披露宴で6人と再会する紅一点の役どころだ。また、吉尾ら“6人組”が怖がるヤンチャな同級生・松岡役で、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍し、ミュージカルのプロデュースなども手掛ける城田優。吉尾たちが余興を披露する結婚式場のウエディングプランナーの弘美役で、2012年女優デビュー後、映画・舞台に出演し、モデルとしても活躍する飯豊まりえ。ソース(浜野謙太)の妻・愛役で、ドラマ「来世ではちゃんとします」で主演を務めた内田理央。吉尾とミキエが務める清掃委員の後輩役で、子役として映画を中心に多くの作品に出演する小林喜日と、2016年結成のお笑いトリオ・四千頭身のボケ担当、お笑い第七世代の筆頭としてバラエティに引っ張りだこで、今作で演技初挑戦となる都築拓紀が出演。そのほか、2008年公開の映画『クライマーズ・ハイ』で一躍脚光を浴び、以後名バイプレイヤーとして数々の映画やドラマに出演する滝藤賢一、近年では舞台プロデュースの他、若手俳優に対してのワークショップを主宰し、後進の指導にも力を注ぐ近藤芳正、劇作家、演出家、俳優として活動し、多くの作品に起用される岩松了、本作で「赤フンダンス」の振付も担当したパパイヤ鈴木らベテラン勢が集結した。

■前田敦子(ミキエ役) コメント
映画の中と負けないくらい、現場での6人も一瞬で青春を取り戻したかのように無邪気で無防備に高め合っていて、とにかく楽しそうで、うらやましかったです。そんな強烈な男子6人の青春の片隅にいます(笑)。

■松居大悟(監督) コメント
初恋の子は周りから馬鹿にされていて、何も言えないことが悔しかった。何年も経った同窓会で会うと、その子の中身は何も変わらないのにみんなの目が丸くなるぐらい綺麗になっていて、ほら見たことか、と昔の自分と肩を組みたくなる。ミキエには前田敦子さんしかいない、と思っていました。12年の月日を感じさせて感じさせない、吉尾の初恋の人。作品にもならない時間を一刀両断してほしかった。そして、何気ない瞬間を彩る素晴らしい役者陣にも出て頂きました。飯豊さん、内田さん、小林さん、都築さん、パパイヤさん。城田さんは大暴れしてくれて、滝藤さんは無駄遣いを楽しんでくれて、近藤さんはゴジゲン旗揚げから見てくれていて、岩松さんはその息子さんと僕と一緒に劇をやっていて。劇団公演のときはメンバーが後ろを向いて出していた声だったのに、全てに命が宿り、映画になりました。友だちと、くれなずんでもらえたら嬉しいです。

『くれなずめ』
2021年 全国公開
監督・脚本:松居大悟
出演:成田凌 若葉竜也 浜野謙太 藤原季節 目次立樹 飯豊まりえ 内田理央 小林喜日 都築拓紀(四千頭身) 城田優 前田敦子 滝藤賢一 近藤芳正 岩松了 高良健吾
配給:東京テアトル

【ストーリー】 <物語>高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、5年ぶりに友人の結婚披露宴で「赤フンダンス」の余興をやるべく集まった!めちゃくちゃ恥ずかしいダンスをやりきった披露宴と、二次会の間の妙に長い時間を持て余しながら、高校時代を思い出す…「しかし吉尾(成田凌)、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの?まあいいか、そんなのどうでも」6人は今までも友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思う。そう、たったひとりを除いては…。この微妙な“狭間”の時間に起こること、それは見るものの予想を超えていく。

©︎2020「くれなずめ」製作委員会