1956年にアメリカで発表されて以来、色褪せぬ名作として世界中で愛されるロバート・A・ハインラインによる伝説的SF小説を、三木孝浩監督が山﨑賢人を主演に迎えて映画化する『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』が、2021年2月19日より公開される。このほど、主題歌が、LiSAによる書き下ろし楽曲「サプライズ」に決定し、併せて、予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。
原作の舞台を日本に再構築した本作は、罠にはめられ人生のすべてを奪われたロボット科学者が、未来を変えるため、大切な人を救うため、30年の時を超える冒険を描いた物語。
主題歌は、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌「炎」を耳にしない日は無い、年末には2年連続となる「第71回 NHK 紅白歌合戦」への出場も決定したLiSAによる楽曲「サプライズ」。LiSAが実写映画の主題歌を担当するのは初となる。本楽曲は、本作を観て書き下ろされた「どんなに眩しい願いも越えてく キミのサプライズが 夏の光が胸を焦がすように 大丈夫だと扉を開く キミとまだみたいミライ」という歌詞にもあるように、璃子を救うため、そして璃子との未来を取り戻すために 30年の時を超えて奔走する宗一郎の背中を押すような力強い楽曲となっている。
予告編は、科学者の宗一郎(山﨑賢人)、亡き養父の娘・璃子(清原果耶)、そして冬が嫌いで「夏への扉」を探すため家中の扉を開ける飼い猫ピートが登場する穏やかなシーンから始まる。だが一変、宗一郎は何者かに罠にはめられ、冷凍睡眠“コールドスリープ”させられてしまう。宗一郎が目を覚ますとそこは、30年後の世界だった。30年間眠り続けた宗一郎に突き付けられた現実は、研究の成果が奪われ、璃子も失ってしまった絶望の世界。愕然とする宗一郎は、人間にそっくりなロボット(藤木直人)の力を借りながら、璃子を救うために30年の時空を超えて未来を変えるために動き出す。
ポスタービジュアルは、19995年と2025年、二つの時代を表すかのように宗一郎の顔が並べられたデザインとなっている。宗一郎の優し気な表情とまっすぐに前を見つめる表情の差からは、未来を明るいものにしようと動く宗一郎の行動を想起させる。果たして宗一郎は、奪われた未来を取り戻すことができるのか?そして大切な璃子を救うことができるのか?
現在、第2弾特報映像が、映画公式YouTubeチャンネルにて公開中だ。
■LiSA(主題歌) コメント
時を越えて、世界中で愛されてきた小説が映画化されるという機会に、主題歌を担当させていただけることを嬉しく思います。予期せぬ今日に臆病になったり、それでもやっぱり未来を信じたくなったり。そばにあるものの大切さと尊さを感じることができる私たちの心に、予想を超えて寄り添える“サプライズ”のような歌になればと願います。
『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』
2021年2月19日(金) 全国ロードショー
監督:三木孝浩
原作:ロバート・A・ハインライン「夏への扉」
脚本:菅野友恵
音楽:林ゆうき
主題歌:LiSA「サプライズ」
出演:山﨑賢人 清原果耶 夏菜 眞島秀和 浜野謙太 田口トモロヲ 高梨臨 原田泰造 藤木直人
配給:東宝 アニプレックス
【ストーリー】 将来を期待される科学者の高倉宗一郎(山﨑賢人)は、亡き養父である松下(眞島秀和)の会社で研究に没頭していた。ずっと孤独だった宗一郎は、自分を慕ってくれる松下の娘・璃子(清原果耶)と愛猫ピートを、家族のように大切に思っていた。しかし、研究の完成を目前に控えながら、宗一郎は罠にはめられ、冷凍睡眠させられてしまう。目を覚ますと、そこは30年後の2025年の東京…。宗一郎は、研究もピートも、すべてを失い、璃子が謎の死を遂げていたことを知る。愕然とする宗一郎だったが、人間そっくりなロボットの力を借り、未来を変えるために動き出す。璃子を絶対救うという、信念とともに。
©2021 「夏への扉」製作委員会