大阪アジアン映画祭にてJAPAN CUTS Awardを受賞した、三澤拓哉監督によるミステリアスな青春映画『ある殺人、落葉のころに』が、2021年2月20日より公開されることが決定した。併せて、予告編がお披露目となった。
本作は、茅ヶ崎を舞台に男女の恋模様を描いた初監督作『3泊4日、5時の鐘』で若手映画人の登竜門であるロッテルダム国際映画祭ほか数多くの映画祭で評価を得た三澤拓哉監督による長編第二作。映画『十年』で香港映画シーンを席巻したウォン・フェイパンとタッグを組み、大磯を舞台に、恩師の死をきっかけに露呈する若者たちの不安と孤独を大胆なタッチで描く。
10月2日より三澤監督の地元であり本作の舞台でもある神奈川県の「イオンシネマ茅ヶ崎」にて限定上映されていたが、好評を博し5週間に及ぶロングランを達成。反響を受けて、待望の一般公開が決定した。
主演の青年グループを演じるのは、ファッションモデルとしても若い世代から支持を集める守屋光治、三澤監督の前作に長編映画初出演して以降Netflix作品『アウトサイダー』や映画『ワンダーウォール 劇場版』などに出演し着実にキャリアを積み重ねる中崎敏、「半分、青い。」などテレビドラマへの出演のほか『佐々木、イン、マイマイン』など多数の出演映画の公開が控える森優作、そして菅田将暉に楽曲提供するなどミュージシャンとしても活躍の幅を広げる永嶋柊吾の4人。注目の若手俳優たちが顔を揃えた。
『ある殺人、落葉のころに』
2021年2月20日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本:三澤拓哉
プロデューサー:ウォン・フェイパン
出演:守屋光治 中崎敏 森優作 永嶋柊吾 堀夏子 小篠恵奈 盧鎮業 成嶋瞳子 大河原恵
配給:イハフィルムズ
【ストーリー】 土建屋で働く幼馴染の俊(守屋光治)、知樹(中崎敏)、和也(森優作)、英太(永嶋柊吾)の4人。生まれ育った町で気ままな生活を送っていた彼らだが、恩師の死をきっかけにその友情関係が崩れていく。恩師の未亡人・千里(堀夏子)に惹かれていく俊。俊に密かな想いを寄せていたことに気がつく知樹。家族のため、金を工面する必要から不法投棄を請け負う和也。親友によって自分の恋人が身の危険にさらされる英太。家族・友人。これまで築いてきた親密な関係がしがらみへと反転していき、気がついた時には自由が失われていく。物語は最後、ある悲劇によって幕を閉じたかのように思えたが…。
©︎Takuya Misawa & Wong Fei Pang