伊藤沙莉「久しぶりに制服。これが最後かも!」ラブホテルを訪れる女子高生姿!『ホテルローヤル』

第149回直木賞を受賞し、累計発行部数85万部(電子書籍を含む)を突破した桜木紫乃のベストセラーを、武正晴監督が波瑠主演で映画化する『ホテルローヤル』が、11月13日より公開される。このほど、伊藤沙莉扮する、ホテルローヤルを訪れる女子高生・まりあを捉えた場面写真がお披露目となった。

本作は、ラブホテルと共に大人になっていく、ホテル経営者の娘・雅代の目線を主軸に、ホテルを訪れる人々や従業員、経営者家族それぞれが抱える人生の哀歓をやわらかく描いた珠玉の人間ドラマ。

今作で女子高生・まりあを演じた伊藤沙莉は、「久しぶりに制服を着ることができて、嬉しかったです!ありがたいことに大人になってからもしばらく女子高生役を頂いていたのですが、他の役も演じてみたいなぁと思うようになり、ここ最近は社会人の役が多かったんです。でも、久しぶりに制服を着てみると、やっぱり嬉しいものですね。さすがに、女子高生はもう無理かなと思っていたので。武監督にも“ギリギリだな”と言われてしまいました(笑)。これが最後かもしれないと思い、写真をたくさん撮りました!」と楽しげだった。

また、今回の役柄について「まりあは一般的な分かりやすい女子高生の役ではなく、子どもなのに色んなものを抱えている難しい役でした。もしこれが女子高生役最後の作品になるなら、まりあという役で良かったなと思います」と振り返った。そして同い年である岡山天音との共演についても、「16歳のときに、天音くんと同級生役を演じたことがあったんです。だから、今回は年齢も立場も違う教師と生徒という役を二人で演じられたのはすごく感慨深かったし、とても面白かったです」と語った。

『ホテルローヤル』
11月13日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:武正晴
脚本:清水友佳子
原作:桜木紫乃「ホテルローヤル」
音楽:富貴晴美
主題歌:Leola「白いページの中に」
出演:波瑠 松山ケンイチ 余貴美子 原扶貴子 伊藤沙莉 岡山天音 正名僕蔵 内田慈 冨手麻妙 丞威 稲葉友 斎藤歩 友近 夏川結衣 安田顕
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 北海道、釧路湿原を望む高台のラブホテル。雅代(波瑠)は美大受験に失敗し、居心地の悪さを感じながら、家業であるホテルを手伝うことに。アダルトグッズ会社の営業、宮川(松山ケンイチ)への恋心を秘めつつ黙々と仕事をこなす日々。甲斐性のない父、大吉(安田顕)に代わり半ば諦めるように継いだホテルには、「非日常」を求めて様々な人が訪れる。投稿ヌード写真の撮影をするカップル、子育てと親の介護に追われる夫婦、行き場を失った女子高生と妻に裏切られた高校教師。そんな中、一室で心中事件が起こり、ホテルはマスコミの標的に。さらに大吉が病に倒れ、雅代はホテルと、そして「自分の人生」に初めて向き合っていく…。

©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会