『天空の城ラピュタ』のモデルともなったイタリア屈指の絶景を誇る観光地チヴィタ・ディ・バニョレージョで、ゲイカップルの結婚式をめぐる大騒動を描きイタリアで大ヒットを記録した映画『Puoi Baciare Lo Sposo(原題)』が、邦題『天空の結婚式』として2021年1月22日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。
イタリアで、2016年に下院議会で同性カップルの結婚に準ずる権利を認める「シビル・ユニオン」法が可決されたことを受けて、ニューヨークのオフ・ブロードウェイでロングラン上演された大ヒット舞台「My Big Gay Italian Wedding」が、イタリアのコメディ映画界の重鎮アレッサンドロ・ジェノヴェージ監督によって遂に映画化。「同性婚」をテーマに、ゲイカップルとそれを容易に受け入れられない親世代との世代間ギャップが巻き起こす大騒動を通して描く、自分の中の偏見や差別に上手く向き合えない全ての人たちに贈る、21世紀の今を生きる家族の物語。
予告編は、主人公のアントニオが恋人のパオロにプロポーズするシーンから幕を開ける。結婚を決意した二人だったが、問題は故郷に住む互いの親にゲイであることをカミングアウトし、了解を得る事。パオロを連れて故郷の村へ帰省したアントニオ、母アンナは息子を受け入れ歓迎するが、村長を務める父ロベルトは息子の突然の告白に動揺し、大反対。突如訪れた夫婦離婚の危機。さらに、アンナは息子たちのために、最高の結婚式を計画するが…。映像では、本人役で登場するイタリアで今最も人気を集める実在の“カリスマ”ウェディング・プランナー、エンツォ・ミッチョも顔を覗かせる。果たして、二人は無事に両親に認められ結婚することができるのか?
ポスタービジュアルには、本作の舞台となるイタリアで最も美しい村にも登録された、知る人ぞ知る観光地「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」の絶景をバックに、主人公のアントニオとパオロのカップルがタキシードに身を包み微笑み合う姿が収められ、新しい時代の幸せを予感させる。
『天空の結婚式』
2021年1月22日(金)より、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督:アレッサンドロ・ジェノヴェージ
原案:アンソニー・J・ウィルキンソン「My Big Gay Italian Wedding」
出演:ディエゴ・アバタントゥオーノ モニカ・グェリトーレ サルヴァトーレ・エスポジト クリスティアーノ・カッカモ
配給:ミモザフィルムズ
【ストーリー】 ベルリンに暮らすアントニオ(クリスティアーノ・カッカモ)は、恋人で役者仲間のパオロ(サルヴァトーレ・エスポジト)に“人生を一緒に歩んでいくならこの人”と確信し、遂にプロポーズ。二人は結婚することになるが、問題は互いの親。パオロはゲイであることをカミングアウトして以来、母親と疎遠になっている。一方、アントニオはイタリアで村長を務める父と母に、カミングアウトと同時に結婚の意志を伝えに行こうとするが…。
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