中国で蔓延する、B型肝炎患者に対する差別を暴く新聞記者の実話『The Best Is Yet To Come(英題)』2021年公開!

ジャ・ジャンクー製作、ワン・ジン初監督作で、中国1億人の人権をペンで守った新聞記者の実話を映画化した『The Best Is Yet To Come(英題)』が、2021年に公開されることが決定した。

本作は、2003年SARS流行後の中国を舞台に、B型肝炎患者に対する差別が蔓延していることを暴く若きジャーナリストの姿を描く、実在の新聞記者をモデルにした物語。

監督は『罪の手ざわり』以降、巨匠ジャ・ジャンクー監督作品を助監督として支えたワン・ジン。恩師のバックアップの元、長編監督デビューを果たした。政治や偏見、安全性や健康への懸念が叫ばれる世界的にタイムリーなテーマと、正義とモラルの狭間で揺れながら、懸命に事件の真相に迫ろうとする若きジャーナリストの葛藤を、緊迫感溢れるタッチとドラマチックな演出で描き、重厚にして爽快なサスペンス・エンターテインメント作品を完成させた。そのほか、撮影にユー・リクウァイ、音楽に半野喜弘など、ジャ・ジャンクー監督作品常連のベテラン製作陣が若き監督の脇を固める。

出演は、中国の大ヒット作『ストームブレイカーズ 妖魔大戦』や『人魚姫』などのバイカー、『芳華-Youth-』で鮮烈なデビューを飾った若手女優、ミャオ・ミャオ、今年中国で社会現象となったサスペンスドラマ「隠秘的角落(The Bad Kids)」(2021年WOWOWにて日本初放送予定)で脚光を浴びた演技派チャン・ソンウェンなど、今、旬のキャスト陣が集結した。

本作は、今年のベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に中国作品として唯一出品され話題を呼び、トロント国際映画祭でも絶賛。先日閉幕したばかりの平遥国際映画祭では最優秀監督賞受賞を果たした。さらに、まもなく開催の第21回東京フィルメックス・コンペティション部門へ正式出品が決定している。

『The Best Is Yet To Come(英題)』
2021年 全国公開
監督:ワン・ジン
製作:ジャ・ジャンクー
音楽:半野喜弘
出演:バイカー ミャオ・ミャオ チャン・ソンウェン ソン・ヤン
配給:ロングライド