ヒッチコック狂による“完全犯罪”とメディアや世間を騒がせた、フランスで実際に起こった“ヴィギエ事件”を映画化し、本国で40万人を動員した大ヒット裁判サスペンス『Une intime conviction』が、邦題『私は確信する』として2021年2月12日より公開されることが決定した。
2000年2月、スザンヌ・ヴィギエは3人の子供たちを残して忽然と姿を消した。殺害されたと思われる数々の証言や疑惑によって、夫である大学教授のジャックが容疑者として裁判にかけられる。彼の無実を確信するシングルマザーのノラは、敏腕弁護士デュポン=モレッティに事件の弁護を懇願。そして自らアシスタントとなり、真実を探す。刑事、ベビーシッター、スザンヌの愛人らの食い違う証言。嘘をついているのは果たして誰なのか…。
本作では、裁判と事件の調査が同時進行で描かれ、映像と音を効果的に使った演出で、スリリングかつ緊迫感溢れる展開は思わず呼吸を忘れるほど。本国フランスでは「息をのむ展開に目が離せないサスペンス」(マリアンヌ誌)、「裁判映画の傑作」(プレミア誌)と多くのメディアに絶賛された。
実在の敏腕弁護士デュポン=モレッティを演じるのは、ダルデンヌ兄弟の『息子のまなざし』などで知られるフランスの名優オリヴィエ・グルメ。そしてヒロインのノラ役に、フランスではコメディエンヌとしても人気の高い演技派マリーナ・フォイスが扮する。相棒でありながらも、時に対立する二人の迫真の演技バトルは、人間同士の魂のぶつかり合いをリアルに感じさせる。
『私は確信する』
2021年2月12日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:アントワーヌ・ランボー
出演:マリーナ・フォイス オリヴィエ・グルメ ローラン・リュカ フィリップ・ウシャン インディア・ヘア
配給:セテラ・インターナショナル
【ストーリー】 3人の子供たちを残して姿を消したスザンヌ。夫である大学教授のジャックは妻殺害の容疑者となる。彼の無実を信じるシングルマザーのノラ(マリーナ・フォイス)は、敏腕弁護士デュポン=モレッティ(オリヴィエ・グルメ)に弁護を懇願、アシスタントになり事件の調査を始める。新たな真実と疑惑が浮かび上がる、スリリングな展開に息を吞む。冤罪か、有罪か。裁判の行方は…。
©Delante Productions – Photo Séverine BRIGEOT