スペインの巨匠、カルロス・サウラの創作の秘密と人生に迫ったドキュメンタリー映画『サウラ家の人々』が、11月21日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
世界映画史に残るスペインの3人の監督、ルイス・ブニュエル、カルロス・サウラ、ペトロ・アルモドバル。本作は、その一人、カルロス・サウラとその子どもたちとの会話を撮った、知的刺激溢れるドキュメンタリー映画。
当初、フェリックス・ビスカレット監督は、この偉大な監督のフィルム・ポートレイトを撮りたいと本作を企画した。彼と7人の子どもたちとの会話を通して、そのさまざまな側面を浮かび上がらせようと試みたのだが、彼は過去について話すことを好まない人物だった。好きなことは、絵を描くことと写真であった。本作の製作を通して、映画の他にはサウラがただただ絵と写真が好きだ、ということが示される。本作で重要な場所として何度も現れる書斎。そこは絵を描き、本を読み、家族と語らい、そして映画を構想する大切な場所だった。
『サウラ家の人々』
11月21日(土)より、新宿K’s cinemaにてロードショー、以後全国順次公開
監督・脚本:フェリックス・ビスカレット
出演:カルロス・サウラ カルロス・サウラ・メドラノ アントニオ・サウラ・メドラノ アンナ・サウラ・ラモン
配給:パンドラ
© Una producción Pantalla Partida e Imval Madrid. 2017