矢野顕子「ここでは良い音楽ができる」、坂本龍一「本当に贅沢なこと」『音響ハウス』予告編&主題歌初公開!

「CITY-POP」の総本山として近年再注目を集めるレコーディングスタジオ・音響ハウスにスポットを当てたドキュメンタリー映画『音響ハウス Melody-Go-Round』が、11月14日より公開される。このほど、予告編がお披露目となり、併せて、主題歌が、弱冠13歳のボーカリストHANAを筆頭に本作のために結成されたバンド「HANA with 銀音堂」による楽曲「Melody-Go-Round」に決定した。さらに、作曲家・映画監督である岩井俊二より、本作を絶賛するコメントが寄せられた。

1974年東京・銀座に設立された音響ハウスは、国内外の著名ミュージシャンたちに愛され、数々の名曲・名盤を生み出しながら、昨年創立45周年を迎えた。本作で音響ハウスとの出会いや思い入れ、楽曲の誕生秘話を語るのはYMO時代からこのスタジオで試行錯誤を繰り返してきた坂本龍一をはじめ、松任谷由実、松任谷正隆、佐野元春、綾戸智恵、矢野顕子、鈴木慶一、デイヴィッド・リー・ロス(ヴァン・ヘイレン)ら多彩な顔触れ。さらに当時のプロデューサーやエンジニアにもカメラが向けられ、1970~80年代にかけて勃興した「CITY-POP」がどのように形作られたのかにも迫る。なかでも制作秘話とともに紹介される忌野清志郎と坂本龍一がコラボした「い・け・な・いルージュマジック」は必聴だ。

さらに、ギタリストの佐橋佳幸とレコーディングエンジニアの飯尾芳史が発起人となり、大貫妙子、葉加瀬太郎、井上鑑、高橋幸宏らゆかりのミュージシャンによるコラボ新曲「Melody-Go-Round」のレコーディングにも密着。弱冠13歳の期待の女性シンガー・HANAが楽曲に歌声を吹き込んだとき、45年の歴史を持つスタジオだからこそのマジックと奇跡が起こる。

予告編では、坂本龍一、矢野顕子、佐野元春、松任谷由実、葉加瀬太郎などによって語られる音響ハウスの数々のエピソードの一部が映し出される。また、佐橋佳幸、飯尾芳史が発起人となり本作のために結成されたバンド「HANA with 銀音堂」による主題歌「Melody-Go-Round」のレコーディング風景では、ドラムの高橋幸宏、作詞の大貫妙子にも注目だ。ラストに流れる主題歌は、音響ハウスの45年の歴史とこれからをつなぐかのようなボーカリスト・HANAの透き通る歌声が印象的だ。

▼「HANA with 銀音堂」メンバー
Vocal:HANA
Drums:高橋幸宏
Guitar:佐橋佳幸
Keyboard:井上鑑
Other Instruments:飯尾芳史
(ゲスト ミュージシャン)
Violin:葉加瀬太郎
Trombone:村田陽一
Trumpet:西村浩二
Alto Sax:本田雅人
Tenor Sax:山本拓夫
Chorus:大貫妙子
Producers:飯尾芳史 佐橋佳幸

■岩井俊二(作曲家/映画監督) コメント
45年という歳月はあまりに濃密で眩い。必見にして必聴。心地よい余韻がいつまでも続く。永久保存版にしたくなる。

『音響ハウス Melody-Go-Round』
11月14日(土)より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
監督:相原裕美
主題歌:HANA with 銀音堂「Melody-Go-Round」
出演:佐橋佳幸 飯尾芳史 高橋幸宏 井上鑑 滝瀬茂 坂本龍一 関口直人 矢野顕子 吉江一男 渡辺秀文 沖祐市 川上つよし 佐野元春 デイヴィッド・リー・ロス 綾戸智恵 下河辺晴三 松任谷正隆 松任谷由実 山崎聖次 葉加瀬太郎 村田陽一 本田雅人 西村浩二 山本拓夫 牧村憲一 田中信一 オノセイゲン 鈴木慶一 大貫妙子 HANA 笹路正徳 遠藤誠
配給:太秦

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