韓国のミニシアターで異例の2万人超を動員しスマッシュヒットした、ホン・サンス作品の元プロデューサー、キム・チョヒ監督の待望の長編デビュー作『チャンシルさんには福が多いね』が、2021年1月8日より公開されることが決定した。
本作は、長らくホン・サンス監督のプロデューサーとして活動してきたキム・チョヒが、自身の体験を投影して監督したオフビートなコメディー。プロデューサーとしてずっと下支えてきた映画監督が急死したことで失職し、気が付けば家も男も子供も、青春さえも棒に振ってきたアラフォー女子の主人公チャンシルに、ある日思わぬ恋の予感が訪れる…。
第24回釜山国際映画祭にて韓国映画監督組合賞・CGVアートハウス賞・KBS独立映画賞の3冠を達成し、主演のカン・マルグムも韓国のゴーロデングローブ賞と呼ばれる「百想芸術大賞」で映画部門女性新人演技賞を受賞と高評価を得た本作。Netflixで配信され話題となった韓国ドラマ「愛の不時着」で“耳野郎”と呼ばれる盗聴係を演じたキム・ヨンミンが、某香港大スターだと言い張る男の役で出演することでも注目されており、劇場公開に先行して今年上映された大阪アジアン映画祭、あいち国際女性映画祭では、チケットが早々に完売するなど、日本国内でも敏感な韓国通や映画ファンから大きな話題を集めている。
▼スタッフ&キャスト コメント
■キム・チョヒ(監督)
来年1月に私の映画が公開されると伺いました。私はとても日本の皆さんにお会いしたいと願っています。だって私が最も尊敬する小津安二郎監督の国なのですから。当然ではありませんか!そして、私の映画を観て感じたことを皆さんに直接聞いてみたいです。その夢が実現することを願っています。
■カン・マルグム(チャンシル役)
日本では1月に『チャンシルさんには福が多いね』が公開されると伺いました。チャンシルたちと一緒に福いっぱいの2021年がスタートすることを願っています。ありがとうございました。
■キム・ヨンミン(香港スターの幽霊役)
『チャンシルさんには福が多いね』は、個性的なキャラクターを通して、暖かい癒しを与えてくれる映画です。この映画を見て、チャンシルと同じように、日本の皆さんに新たな出会いがあることを願っています。
『チャンシルさんには福が多いね』
2021年1月8日より、ヒューマントラストシネマ渋谷・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督・脚本:キム・チョヒ
出演:カン・マルグム ユン・ヨジュン キム・ヨンミン ユン・スンア ぺ・ユラム
音楽:チョン・ジュンヨプ
主題歌:イ・ヒームーン
配給:リアリーライクフィルムズ キノ・キネマ
【ストーリー】 ずっとプロデューサーとして支えてきた映画監督が打ち上げ宴会中に急死。これを機に失職して、何もかも失ってしまったチャンシルさん(カン・マルグム)。映画だけに捧げてきた人生、気がつけば男も子供も家もなし、もちろん青春なんていまいずこ。そんな八方塞がり、アラフォー女子のチャンシルさんに、ある日突然、思わぬ恋の予感が…。
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