土屋太鳳「これだけは伝えたい。観て」、齊藤工「作品を思い返すだけで心が疼く」著名人絶賛!『朝が来る』

第13回本屋大賞にて第5位に選出され、17万部を超えるベストセラーとなった辻村深月による長編小説を、『あん』、『光』の河瀨直美監督が映画化する『朝が来る』が、10月23日より公開される。このほど、新場面写真がお披露目となり、併せて、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

本作は、長く辛い不妊治療の末、実の子を持てなかった夫婦と、中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放すことになった幼い少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、新たに芽生える家族の美しい絆と胸を揺さぶる葛藤を描くヒューマンドラマ。血のつながりか、魂のつながりか。現代の日本社会が抱える問題を深く掘り下げ、家族とは何かに迫る。

場面写真には、特別養子縁組によって朝斗を家族に迎え入れた、幸せそうな栗原家(永作博美、井浦新)の日常と、その栗原家のもとに、「子供を返してほしい」と謎の女が訪ねて来る不穏なシーンが収められる。すさんだ謎の女の目的は一体何なのか?相反するシーンが、心揺さぶる物語を予感させる。

▼著名人 絶賛コメント

■土屋太鳳(女優)
この物語はあなたであり私。心を抉る「何か」が愛情なのかは分からないけれど、これだけは伝えたい。観て。

■齊藤工(Filmmaker・俳優)
この作品を思い返すだけで、心が疼いてしまう。この作品の余韻で、感情が溢れてしまう。映画が始まってすぐにわかった。そこに“本当”が描かれていると。どうかアナタの心に、与えてあげてください。

■永瀬正敏(俳優)
血の繋がりを持たない家族の固い絆と、親子の繋がりを失った母の葛藤…かけがえのない子供の存在を通して、様々な心の色が交錯し、その想いが観る側の心温度を果てしなく高めてくれる。

■長谷川京子(女優)
どこで手を差し伸べる事が出来たら、彼女は救われたのだろう?答えは最後に。どんなに辛くても、朝は来る。

■鈴木保奈美(女優)
ふたりが出会って、血を分ければ、家族になる。そんな簡単に?だから彼と彼女は、ありったけの心を注いで家族を造った。大丈夫、朝は来る。

■ハイヒール・リンゴ(漫才師)
私は15年間、不妊治療を続けました。自分の子供を持つ、と言うたって「普通」の事が出来ないと言うのは辛い事です。親とは何なのか?子供とは?養子が世間から特別視される日本の「家族」をもう一度考える、そんな映画です。

■石井光太(作家)
産んで終わりじゃない。子供の将来のためには、育ての親と生みの親の両方が幸せになる必要があるんだ。

■内田也哉子(エッセイスト)
「叶わぬ想い」を抱えて生き続けることの苦悩と、人はどんなに生きる道が違えど、せめて心が心に寄り添うことだけはできるという希望を見ました。

■沖田×華(漫画家)
命は眩しいほど苦しくて悲しくて逃げられない。その想いを受け止めた時、紛れもなくあなたは母親なのです。

■瀬奈じゅん(元宝塚歌劇団月組トップスター)&千田真司(& family代表)夫妻
本作品を通して多くの方に特別養子縁組制度、そして新しい家族の形が広く認知されますように。

『朝が来る』
10月23日(金) 全国公開
監督・脚本:河瀨直美
原作:辻村深月「朝が来る」
共同脚本:髙橋泉
主題歌:C&K「アサトヒカリ」
出演:永作博美 井浦新 蒔田彩珠 浅田美代子 佐藤令旺 田中偉登 中島ひろ子 平原テツ 駒井蓮 山下リオ 森田想 堀内正美 山本浩司 三浦誠己 池津祥子 若葉竜也 青木崇高 利重剛
配給:キノフィルムズ 木下グループ

【ストーリー】 一度は子どもを持つことを諦めた栗原清和(井浦新)と佐都子(永作博美)の夫婦は「特別養子縁組」というシステムを知り、男の子を迎え入れる。それから6年、夫婦は朝斗と名付けた息子の成長を見守る幸せな日々を送っていた。ところが突然、朝斗の産みの母親“片倉ひかり”を名乗る女性から、「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話がかかってくる。当時14歳だったひかり(蒔田彩珠)とは一度だけ会ったが、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心優しい少女だった。渦巻く疑問の中、訪ねて来た若い女には、あの日のひかりの面影は微塵もなかった。いったい、彼女は何者なのか、何が目的なのか…?

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