杉咲花「美しく、儚い朝焼けのよう」、千葉雄大「苦しくなるほど美しかった」著名人絶賛!『マティアス&マキシム』

圧倒的なカリスマ性と才能を携え、映画界の革命児として躍進を遂げてきたグザヴィエ・ドラン監督の最新作『マティアス&マキシム』が、9月25日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられ、併せて、その中から杉咲花と千葉雄大によるコメントをビジュアル化したポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、これまでグザヴィエ・ドラン監督が一貫して描き続けてきた“母と子”というテーマから一新、二人の青年の友情と揺れる恋心に焦点を当てた青春ラブストーリー。溢れ出る愛おしさ、触れたい衝動、相手を追いかける眼差しなど、スクリーンに映し出される全てが“恋”そのものを物語る。

杉咲花と千葉雄大によるコメントは、本作のポスタービジュアルを手掛けた大島依提亜によってビジュアル化された。

▼著名人 絶賛コメント

■杉咲花(女優)
苦しいことの方が多い人生だけれど、たった一瞬の喜びや幸せに私たちは生かされて、そしてそれを求めてまた生きていくのだと思う、とある人が言っていたことを思い出した。孤独の青、炎の赤、涙の青、情熱の赤、すれ違う2色の鼓動が初めて交わった時それはそれは美しく、儚い朝焼けのようだった。

■千葉雄大(俳優)
ぼくの友達について考えてみた。彼、彼女らはかけがえのないものだ。集まれば、みんないろいろ抱えていたとしても、なんだかくだらないこと一つで笑い合えて。誰かが欠けても誰かが加わっても、友情は形を変えて人生を彩ってくれる。けれども、人との関わりは、煩わしくもある。ある分野においては衝突もするし、言葉を飲み込むこともある。時には尖った言葉で手を離してしまうこともあるかもしれない。そうやって歪な形を取りながらも、やっぱり手を繋いで気付いたら一緒にいる。でも、その手を繋げなくなるかもしれないとしたら。それはとても怖いことかもしれない。それでも、窓越しに浮かべる彼の素敵な笑顔を彼に教えてあげたい。この先どうなろうが、その瞬間だけは苦しくなるほど美しかった。

■唯川恵(小説家)
躊躇いと衝動、戸惑いと情熱。その狭間で心がかき乱れる。だって、それが恋だから。

■江國香織(作家)
名づけ得ない感情が、名づけられないまま息づいた、繊細で情感豊かな映画。言葉の奔流も愉しい。泳いだり走ったり殴ったり殴られたり、若い人たちは大変(なのにうらやましくなった)。

■魚喃キリコ(漫画家)
こんなに熱のあるキスシーンを見たことがない。

■山戸結希(映画監督)
カットバックは義務、ツーショットは権利。登場人物たちは皆、距離を表現し続ける。ツーショットが許されるのは、この世界にただ二人だけ。

■倉橋トモ(漫画家)
仲間達と冗談を言い合うその隣でひっそりと芽生えてしまった二人の秘密の感情、その行方にヒリヒリしました。たがが外れたように求め合うシーンは美しく、胸が熱くなります!

『マティアス&マキシム』
9月25日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本・出演:グザヴィエ・ドラン
出演:ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス ピア・リュック・ファンク ハリス・ディキンソン アンヌ・ドルヴァル
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 マティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)とマキシム(グザヴィエ・ドラン)は30歳で幼馴染。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった二人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気付き始める。美しい婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠せない。一方、マキシムは友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、二人は抑えることのできない本当の想いを確かめようとするのだが…。

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