『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』、『インターステラー』、『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督が、ジョン・デイビッド・ワシントンを主演に迎えて贈るサスペンス・アクション『TENET テネット』が、9月18日より公開される。このほど、9月15日に神楽座にて公開直前“逆行体験”イベントが実施され、ノーラン監督の大ファンだというお笑い芸人のカズレーザー（メイプル超合金）と、俳優の磯村勇斗が登壇した。

ノーラン監督の魅力について「誰も観たことがない世界に連れて行ってくれる」と答えた磯村。ノーラン作品で最初に衝撃を受けたのは『ダークナイト』シリーズと『メメント』だと述べ、「没入感というか、一緒に世界を体験させてもらえるのがノーランの魅力」と熱く語った。

ノーラン監督について「毎回、自分のハードルをすごい上げる」というカズレーザー。「『インターステラー』もすごい難しいのに、上手い具合に料理して、ちゃんと美味しくなる」とし、過去のノーラン作品を考察した。

一足先に本作を観たという磯村は、「本当にすごかった」と作品を絶賛。「まさか時間を逆行させてくれるとは…。それをしっかり映像で観せてくるとは思っていなかった」そうで、「自分、大丈夫か？と思ってしまうぐらい、脳の処理が追いつかなかった。最後は、しっかり考えることが大事」と語った。これに対してカズレーザーは、「全部は説明してくれないんですよね」と磯村に同調し、「いいところで突き放してくる。いい女ですよね〜。色気のある人のやり方」と独特の表現で会場を笑いで包んだ。

「『バック・トゥー・ザ・フューチャー』と『ターミネーター2』を混ぜて、そこに『カメラを止めるな！』をぶっかけたような映画」と、本作を比喩表現したカズレーザー。「難しいから、ついて行かないと置いていかれちゃう。追いついていこうと思って観ると、めちゃくちゃ快感。ここが繋がった！って。パズルが組み上がる感じ」と、作品への愛を興奮気味に語った。

イベントの後半には、磯村とガスレーザーがお互いに逆再生動画によるクイズを出し合う場面も。逆再生動画で磯村が何を話しているのかに挑んだガスレーザーは、「ん？ 磯村さんがカミ倒してる動画？」とボケつつも、映像を二回観ても「おねぎ？ テネットのねぎ添え？」と的はずれな答えを連発。正解が「テネット、観てネット」だと解ると、「うわー、悔しい！ ダジャレだけはないと思った」と苦笑いを浮かべた。

対して、ガスレーザーが写真を破く映像を逆再生にして、なんの写真かを当てることになった磯村は、映像の前半で「劇中シーンの写真」だと見事に言い当て、「本気で狙いにいってました（笑）」と得意げな表情を浮かべていた。

『TENET テネット』
9月18日（金） 全国ロードショー
監督・製作・脚本：クリストファー・ノーラン
製作総指揮：トーマス・ヘイスリップ
製作・エマ・トーマス
出演：ジョン・デイビッド・ワシントン　ロバート・パティンソン　エリザベス・デビッキ　ディンプル・カパディア　アーロン・テイラー＝ジョンソン　クレマンス・ポエジー　マイケル・ケイン　ケネス・ブラナー
配給：ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】　名もなき男（ジョン・デイビット・ワシントン）は、突然あるミッションを命じられた。それは、時間のルールから脱出し、第三次世界大戦から人類を救えというもの。キーワードは“TENET（テネット）”。名もなき男は、相棒（ロバート・パティンソン）と共に任務を遂行し、大いなる謎を解き明かす事が出来るのか！？

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