「恐すぎる!」と話題沸騰中の“事故物件住みます芸人”松原タニシによるベストセラーノンフィクションを、亀梨和也を主演に迎えて映画化する『事故物件 恐い間取り』が、8月28日より公開中。このほど、9月9日に丸の内ピカデリーにて満員御霊お清め舞台挨拶が行われ、キャストの亀梨和也、奈緒、瀬戸康史が登壇した。
巨大な盛り塩の出迎えを受け、登場した亀梨、奈緒、瀬戸。はじめに、映画の大ヒットを受け、亀梨は「4軒目の事故物件に関して色々な意見をもらって、“まさかああなるとは”、“あそこめちゃくちゃ怖いね”という人もいました。ホラー好きの方も、ホラー苦手な方も、初めてホラーを観にいく人も、いろいろな角度があって、感想がある映画って面白いですよね」、奈緒は「地元の高校生の時の友達から、奈緒がクロちゃんのメイクを直しててウケた、とか、映画でご一緒している共演者の方も見に行ってくれて、家族・友達・お仕事で一緒にしている方皆さんに観ていただけて、広がっているなと思いました!」、そして瀬戸は「いろいろな意見を頂きますね。亀梨さんの表情に鳥肌が立った。奈緒ちゃんが怖かった。瀬戸康史、線香フーフー面白かったってね(笑)。僕、怖い要員じゃないんですかね?怖がっているシーン一応ありますよ。色々やったんですけどね(笑)」とそれぞれ映画の大ヒットと反響への気持ちを述べた。
とあるシーンで「たすけて」と不可解な声が聞こえることでもSNS上で話題の本作。そのシーンに関しては「聞こえなかった」というキャストの面々。「映画の中で言ってるんじゃなくて、会場にいる説あると思うんですよね」という奈緒に、亀梨は「その節あるよね!僕の友達で、朝一で観に行った友達は鈴の音がずっと聞こえたって言ってて、うわーって思いましたね」というコメント。“聞こえちゃう席がある”という説まで飛び出し、会場からもざわめきが起こった。
そのシーンに関して、亀梨は「怪談話を僕がちょうどしているシーンなんですが、あの日にタニシさんもいらっしゃってくださったんですけど、ホラー界の方も何人かいらっしゃっていたんですよね。そういう意味でもあのシーンは寄ってくる要素はあるな、と思います」と語り、続けて「今思い出したんですが、僕があの撮影場所に忘れ物したんですけど、出てこないんですよね」と撮影を振り返ると、「人コワですね」という瀬戸。それに対し、亀梨は「人コワ…?人による怖さ、なるほど勉強になりました。“#人コワ”でSNSで皆さんも呟いてください!(笑)」と乗っかった。
そんな「たすけて」の声にちなみ、今だから語れる「撮影中に“たすけて”と思ったエピソードを披露するコーナーに。亀梨は「不動産屋さんのシーンで雨に突如降られた日には助けてって思いましたねえ」と話し、奈緒からは「お化けと戦うシーンは普通に苦しかったですねえ。言っていいのかな、あれ実は薄い昆布茶なんですよ!昆布茶なんで悪い気はしないんですよね(笑)」と公開後ならではの秘話も飛び出した。瀬戸が「線香フーフーはめちゃくちゃがんばったんですよ!監督がなかなかカットをかけてくれなくて」と話すと会場は笑いに包まれた。
ここで日蓮宗寺院導師を迎え、お祓いを行っていただくことに。「先ほどもしていただいたんですが、いいご縁を結べるようにというのがお祓い後のお話にもありまして、この作品との出会いも、いいご縁にしていただけるようにしっかりと清めたいと思います」という奈緒に、亀梨と瀬戸も普段とは違った雰囲気に緊張している様子だった。
無事にお祓いが終わると、亀梨は「実話を元に作られるということで、どのように撮影に向き合えるのかなあと、覚悟を持って作品に向かわせていただきましたし、実際にこうして公開してたくさんの人に楽しんでいただけるということで、エンターテインメントとしてしっかりと向き合えてよかったなと思います」、奈緒は「映画の中でタニシさんのエピソードでシャンプーがないということをお化けが教えてくれる、というのがありますが、見えないものって怖いことばかりではなくて、こうやって皆さんとのご縁をつないでいただけましたし、皆さんが“面白かった”っていう気持ちで帰っていただけたらいいなと思いました。今は晴れやかな気持ちなので、どんどんいろいろな方達に観ていただけるように、これからも広めていきたいと思います」、瀬戸は「今すごい暑いです!(笑)何かが出ているんでしょうね。なんかすっきりしましたね」とコメント。そして亀梨が「悪縁は取り除いていただいて、いい形でこれだけたくさんの方達にエンターテインメントとして楽しんでいただけるのは嬉しいことですよね」と改めて喜びの声を届けた。
次に、“いわくつき”の映画になってしまった本作のさらなる大ヒットと会場にいる観客の開運を祈念し、盛り塩と樽酒による“お清め鏡開き”が行われた。亀梨の掛け声で鏡開きを行い、そのお酒を味わい、数々のお清めを受けた亀梨は「だから今日はタニシさんが来ないんだなと思いました。来たら、(お清めの効果で)お仕事なくなっちゃいますもんね(笑)」と一言し、会場を盛り上げた。
最後に、亀梨は「中田監督もよくおっしゃる新感覚の“恐ポップ”である本作ですが、まだまだ暑い日も続くと思いますので、この映画を観て涼んでいただければなと思います!」と挨拶をし、大盛況のままイベントは幕を閉じた。
『事故物件 恐い間取り』
8月28日(金)より、全国ロードショー中
監督:中田秀夫
原作:松原タニシ「事故物件怪談 恐い間取り」
脚本:ブラジリィー・アン・山田
音楽:fox capture plan
出演:亀梨和也 奈緒 瀬戸康史 江口のりこ MEGUMI 真魚 瀧川英次 木下ほうか 加藤諒 坂口涼太郎 中田クルミ 団長安田(安田大サーカス) クロちゃん(安田大サーカス) バービー 宇野祥平 高田純次 小手伸也 有野晋哉(よゐこ) 濱口優(よゐこ) コウメ太夫 松原タニシ 篠宮暁(オジンオズボーン) 高松新一(オジンオズボーン) 紺野ぶるま 代走みつくに みょーちゃん 又吉隆行(三日月マンハッタン) 仲嶺巧(三日月マンハッタン) 植山由美子(天然もろこし) 関根知佳(天然もろこし) 華井二等兵 にしね・ザ・タイガー 三輪善行(なにわプラッチック) かつのり(なにわプラッチック) 我こそは田中 森本サイダー ひろのり(ちかえの子ども!!) ぢをん(ちかえの子ども!!)
配給:松竹
【ストーリー】 芸人の山野ヤマメ(亀梨和也)は、中井大佐(瀬戸康史)とお笑いコンビ「ジョナサンズ」を組んでいたが、全く売れず、結成から10年目となり、これ以上続けても無理だと感じた中井から、コンビを解散し放送作家になると告げられる。突然ピン芸人となり途方にくれるヤマメは、番組プロデューサーの松尾雄二(木下ほうか)からTV番組への出演を条件に「事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた物件で暮らすことに。そこは一見普通の部屋だったが、初日の夜、撮影した映像には白い“何か”が映っていたり、音声が乱れたり、様々な怪奇現象が。OAした番組は盛り上がり、ネタ欲しさにさらなる怪奇現象を求めるヤマメは、不動産屋の横水純子(江口のりこ)に新たな事故物件の紹介を依頼。その後も様々な怪奇現象に遭遇し、ヤマメは“事故物件住みます芸人”としてブレイクしていく。一方、「ジョナサンズ」のファンで、メイクアシスタントの小坂梓(奈緒)は、人気が出るほど危険な状況に陥っていくヤマメを密かに心配する。だがレギュラー番組も決定したヤマメは、次なる事故物件を求めて再び不動産屋・横水の元を訪れる。そしてある事故物件で、ヤマメの想像を絶する恐怖が待っていた…。
©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会