亀梨和也「『YOU何してんの?来ちゃって!』という電話で生放送の歌番組に出た」ジャニーさんの“ゾッとした”無茶振りエピソードを披露

「恐すぎる!」と話題沸騰中の“事故物件住みます芸人”松原タニシによるベストセラーノンフィクションを、亀梨和也を主演に迎えて映画化する『事故物件 恐い間取り』が、8月28日に公開初日を迎えた。このほど、8月27日に丸の内ピカデリーにて公開前夜祭舞台挨拶“事故物件NIGHT”が行われ、亀梨和也、奈緒、瀬戸康史、中田秀夫監督、そして原作者の松原タニシが登壇した。

真っ暗な会場の舞台に設置された“事故物件”の扉を開け、登場した登壇者たち。本作ならではのスペシャルな演出に、イベント開始から会場は熱気に包まれた。

いよいよ明日に迫った公開に対し、亀梨は「いつも映画の公開を控えると非常にワクワクするのですが、いよいよ明日お客様に見ていただけるということで、ここから映画が出航して、皆さんに渡っていくんだなと非常に楽しみです」、奈緒は「今日、明日、皆さんにやっと届くということで、パンドラの箱が開くような気持ちです。どういう風に劇場のお客様に恐怖が届くのか、どんなことが劇場で起こるのか、楽しみです」、瀬戸は「大変な状況の中、無事明日公開を迎えるということで嬉しく思います。僕が今まででいちばん怖いと思った『リング』の監督でもある中田さんが撮った“新感覚ホラー”を皆さんに楽しんでもらえることを嬉しく思います」と挨拶。そして中田監督は「前夜祭、お祭りというのはおめでたいものだと思います。ところで我らがメンバーにもおめでたいメンバーがいます!」と口にし、「ありがとうございます!」と名乗り出た瀬戸にサプライズで花束を渡した。さらに松原は「初めてこういうところに立たせていただいていて、映画の公開に至るまで、たくさんの取材を受けさせていただき、確実に変なことが起きています。テレビだと画面がおかしくなったり、ラジオだとノイズが入ったりしているので、今日も何か起こると思います(笑)」と思いを明かした。

事故物件に住むことを“無茶ぶり”される主人公・ヤマメにちなみ、過去に“無茶ぶり”されてゾッとしたエピソードを発表することになると、亀梨が「ジャニーさんとのエピソードなんですが、とある生放送の歌番組に後輩が出演することになっていたんですが、電話がかかってきて『YOU何してんの?YOU来ちゃってよ!』と言われて、現場に向かったんですね。そうしたら、『出ちゃって!』と歌詞カードを渡され、その番組に出ちゃいました(笑)。生放送の歌番組に歌詞カードを持って出るという、ジャニーさんの無茶振りでした」と驚きのエピソードを語った。

続けて、奈緒は「作品にご一緒させていただいた先輩がおっしゃっていたことなんですが、死体のまま埋められるシーンで、顔に土をかけられるんですが、目を開けたままにしててくださいって言われたらしく、役者の道って茨の道だなとゾッとしました(笑)」、瀬戸は「10代の頃、あるバラエティ番組に出させていただいて、何かのゲームをやって僕が負けたんですね。知らされてなくて、罰ゲームの品がいくらの軍艦巻きのいくらの部分が蜂の幼虫だったんです…。でも食べると美味しかったです(笑)」とそれぞれ披露した。

そして松原が「心霊スポットにロケに行ったときに、何かの焼き跡があって、そこが何かで閉じられてたんですね。突き飛ばされて、少し触ってしまった瞬間に山中の木がバキバキバキと割れて、突風も吹き抜けたんですよ」というエピソードで会場を凍らせ、続けて「それよりも亀梨さんとグラビア撮影したときに、亀梨さんと同じポーズ撮ってくださいって言われたのがいちばんキツかったですね(笑)」とオチをつけ、会場を盛り上げた。

続いて、恐すぎて閲覧注意の本作にちなみ、各キャストが閲覧注意の写真を発表することに。瀬戸は「今年の始めにカンボジアにお仕事で行った時に、クロコダイルパークというところに連れて行かれたんですよ。触ってみる?って言われて、流石に怖かったです」とワニが大量に写った写真を公開。チワワが鉛筆をくわえる写真を披露したのは奈緒。「うちのワンちゃんの魚谷燦です。私がお仕事で帰られなかった時に、ウオが荒れてますって言ってこの写真が母から送られてきました」という奈緒に、亀梨も「可愛すぎて閲覧注意ですね」と会場を和ませた。

美容パックをしている自身の姿の写真を披露したのは亀梨。「この間、写真撮ろうと思って撮ったらなぜか白く写ったんですよ!」とボケる亀梨に、「いやいやいや!パックしてるじゃん!」と映画でもお笑いコンビの相方を演じる瀬戸からツッコミが入り、「記憶注意!」と松原も重ねた。パックの気泡を指し、「あれオーブだと思う!」とボケ続ける亀梨に「オーブだったら事故物件フェイスですよ!」とここでも松原からのツッコミが入り、会場を沸かせた。

最後に映し出されたのは、謎の男性がインターホンに映る様子を捉えたもので、この写真のあまりにも不気味な様子は会場を凍らせた。この写真を披露したのは松原で、「知り合いのライブハウスの店長が借りた部屋で、その部屋だけインターホンがついていました。周りの人の話では、彼が住んでいる二つ下が事故物件という部屋だったんですが、正月休み明けにインターホンの履歴に誰かが来たというので映っていたのがこれです。もしかしたらその階から来たのかもしれないですね…。両目も見てください。真っ黒で白目がないんですね」と松原らしい恐怖話を披露。この写真がお気に入りという中田監督は、「これはこの男性がペンシルベニア州立大学という名門大学のトレーナーを着ているというところが興味を持ったんですよ」とコメントし、意外な着眼点に会場からも笑いが起きた。

最後に、登壇者たちは部屋の扉の前に張り巡らされた“事故物件”らしい「※いよいよ明日解禁※」と書かれたテープをカットし、明日に向けての封切りを祝福。中田監督が「今日初めて観ていただくので、僕も緊張しているのですが、“恐ポップ”な映画でもあるので、楽しんで、そして怖がっていただけると思います!」と話すと、亀梨も「いよいよ明日、想像を絶する恐怖が解禁になります。一人でも多くの方達と恐怖を共有していただけると、より一層この映画を楽しんでいただけると思っています。ぜひこの夏最後に、本作で恐怖体験をしてください!」と口にし、イベントは大盛況のまま幕を閉じた。

『事故物件 恐い間取り』
8月28日(金)より全国ロードショー中
監督:中田秀夫
原作:松原タニシ「事故物件怪談 恐い間取り」
脚本:ブラジリィー・アン・山田
音楽:fox capture plan
出演:亀梨和也 奈緒 瀬戸康史 江口のりこ MEGUMI 真魚 瀧川英次 木下ほうか 加藤諒 坂口涼太郎 中田クルミ 団長安田 クロちゃん バービー 宇野祥平 高田純次 小手伸也 有野晋哉 濱口優
配給:松竹

【ストーリー】 芸人の山野ヤマメ(亀梨和也)は、中井大佐(瀬戸康史)とお笑いコンビ「ジョナサンズ」を組んでいたが、全く売れず、結成から10年目となり、これ以上続けても無理だと感じた中井から、コンビを解散し放送作家になると告げられる。突然ピン芸人となり途方にくれるヤマメは、番組プロデューサーの松尾雄二(木下ほうか)からTV番組への出演を条件に「事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた物件で暮らすことに。そこは一見普通の部屋だったが、初日の夜、撮影した映像には白い“何か”が映っていたり、音声が乱れたり、様々な怪奇現象が。OAした番組は盛り上がり、ネタ欲しさにさらなる怪奇現象を求めるヤマメは、不動産屋の横水純子(江口のりこ)に新たな事故物件の紹介を依頼。その後も様々な怪奇現象に遭遇し、ヤマメは“事故物件住みます芸人”としてブレイクしていく。一方、「ジョナサンズ」のファンで、メイクアシスタントの小坂梓(奈緒)は、人気が出るほど危険な状況に陥っていくヤマメを密かに心配する。だがレギュラー番組も決定したヤマメは、次なる事故物件を求めて再び不動産屋・横水の元を訪れる。そしてある事故物件で、ヤマメの想像を絶する恐怖が待っていた…。

©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会