19歳の少年が悪名高いギャング集団の中でのし上がる!“カジュアルズ”の黎明期を描く『アウェイデイズ』予告編

2009年本国公開のイギリス映画で、1979年のマージーサイドを舞台に破滅的な若者たちと、英国フットボール発祥の文化“Football Casual”<カジュアルズ>の黎明期を描いた映画『アウェイデイズ』が、10月16日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

圧倒的な暴力とセクシャル、そしてロックンロールに満ち溢れ、現代人にとってはどこか滑稽にも映ってしまう本作は、ケヴィン・サンプソンが1998年に上梓した同名小説を基に、ポストパンク時代の研ぎ澄まされていたエナジーを記録した真実の物語。ジョイ・ディヴィジョン、ザ・キュアー、マガジン、エコー&ザ・バニーメン、ウルトラヴォックスの音楽をバックに、若者たちが自らの拠りどころを探し、絶対的な者へ憧憬を抱き、そして形成された“族”の中で避ける事の出来ない運命にもがき苦しむさまをリアルに映し出す。

予告編には、悪名高きTHE PACK(パック)に憧れる主人公カーティが、自分とは対照的なエルヴィスと出会い、次第に集団の中でのし上がっていく様が切れ味鋭く映し出されている。

『アウェイデイズ』
10月16日(金)より、新宿シネマカリテほかロードショー、以後全国順次公開
監督:パット・ホールデン
プロデューサー:デヴィッド・A・ヒューズ
原作:ケヴィン・サンプソン「AWAYDAYS」
脚本:ケヴィン・サンプソン
出演:ニッキー・ベル リアム・ボイル スティーブン・グレアム イアン・プレストン・デイビーズ ホリデイ・グレインジャー サシャ・パーキンソン オリヴァー・リー ショーン・ワード マイケル・ライアン リー・バトル レベッカ・アトキンソン ダニエレ・マローン デヴィッド・バーロウ アンソニー・ボロウズ
配給:SPACE SHOWER FILMS

【ストーリー】 母親を1年前に亡くした19歳のカーティは下級公務員として働きながら、郊外の中産階級の家庭で悲しみにくれる父、そして血気盛んな妹モリーと暮らしていた。収入のすべてはクラブ遊び、レコード、サッカー、ライブに費やしている。そんなある日、「エコー&ザ・バニーメン」のライブでカーティはエルヴィスに出会う。エルヴィスはカーティが魅了されていた悪名高いギャング集団“パック”の一員だった。彼らはピーターストームにフレッドペリー、ロイスのジーンズ、そしてアディダスのスニーカーを履いてスタジアムで常に問題を起こしていた。エルヴィスはカーティに“パック”と付き合うことが危険であることを警告した。それよりもエルヴィスはカーティの様に芸術、音楽、詩、そして死について語り合える友人をずっと待っていた。そして、いつしかエルヴィスはカーティに夢中になっていく。しかし、カーティの“パック”への憧れはエスカレートして行き、エルヴィスの警告にもかかわらず、危険な世界の扉を徐々に開いていくのだった。ある日の遠征でカーティは成果を得るが“パック”のボス、ゴッドンに認められることはなかった。自分よりも、謎に包まれた存在のエルヴィスが尊敬を集めていることに苛立つカーティ、自分の想いが届かないことに苦悩するエルヴィス。次第に綻びは大きな傷になっていくのだった…。

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