小出薫「面白がってもらえると嬉しい」、田中俊介「驚きの連続!」短編エロティック不条理コメディ『異物』2021年公開!

『黒い暴動♥』、『サラバ静寂』、『転がるビー玉』の宇賀那健一監督が、小出薫と田中俊介共演で贈る短編エロティック不条理コメディ映画『異物』が、2021年に公開されることが決定した。併せて、本作が米国で最も歴史のある映画祭の一つ「51th Nashville Film Festival(ナッシュビル映画祭)」と、アカデミー賞公認映画祭の「24th LA Shorts International Film Festival」に入選したことが発表された。

これまで若者たちの葛藤や心の叫びなどをテーマに、独特な感性でオリジナリティ溢れる映画を作ってきた宇賀那監督が、テイストをがらりと変えて撮った本作は、閉塞感漂う和室にやってくる異物を中心に、人間の本質に語りかけるような要素を盛り込んだ新感覚のエロティック不条理コメディ。

カオルは日々の生活に言い知れぬ閉塞感を感じていた。彼氏のシュンスケはご飯を食べるためだけに家にやってきては「美味しい」とも言わず帰っていく。出会い系アプリのアルバイトも、そこで働いている奴らも下らないことしか喋らず大嫌いだ。そんなある日、とあるものがカオルの家にやってくる…。

主人公・カオル役を演じるのは、ワークショップから抜擢され、本作が映画初主演となる女優・小出薫。そして、カオルの彼氏・シュンスケ役を、内田英治監督作『ミッドナイトスワン』や白石晃士監督作『恋するけだもの』などの公開作品が控えており、作品によって様々な表情を見せる俳優・田中俊介が熱演する。

▼スタッフ&キャスト コメント

■小出薫(カオル役)
誰しもが「それ」を持っていると思います。どこへ行こうと誰と会おうと何をしようと、どこまでいっても満たされない、心。それを突き抜けた先が天国か地獄かわからないけれど、もう以前の自分には戻れない。この小さな作品を面白がってもらえると嬉しいです。宇賀那組で創り上げた人間の剥き出しの想像力をお楽しみください。

■田中俊介(シュンスケ役)
米国で最も歴史のあるNashville Film Festivalに入選したとのお知らせを聞き、喜びと同時に大変驚きました。そもそもこの作品は驚きの連続でした。脚本を読ませていただいた時に、え!と驚き、撮影現場でも、おおお!と驚かされていました。皆様にもいろんな意味で驚いてもらえる作品だと思います。そして、この映画を観て皆様が何を想いどのような気持ちになってくださるのか非常に楽しみです。と、コメントを提出しようとしていたところ、更に!24th LA Shorts International Film Festivalにも入選したとの一報が!驚きが止まらない!!!

■宇賀那健一(監督)
改めて『異物』を観返してみても、なんでこんな無茶苦茶な映画を撮ろうと思ったのかちっとも思い出せません(笑)。でも間違いなく僕がやりたいことが詰まっている(というかやりたいことしかやってない)大好きな作品に仕上がりました。小出薫と田中俊介を筆頭とした素敵なキャスト達が、エロと虚無と不条理と笑いとノイズテクノとタバコと“あいつ”にぐちゃぐちゃにされる姿が、間違って沢山の人に届きますように!

『異物』
2021年 全国公開
監督・脚本:宇賀那健一
出演:小出薫 田中俊介 佐倉仁菜 春野恵 璃乃 宮藤あどね
配給:Vandalism

【ストーリー】 カオル(小出薫)は日々の生活に言い知れぬ閉塞感を感じていた。彼氏のシュンスケ(田中俊介)はご飯を食べるためだけに家にやってきては「美味しい」とも言わず帰っていく。出会い系アプリのアルバイトも、そこで働いている奴らも下らないことしか喋らず大嫌いだ。そんなある日、とあるものがカオルの家にやってくる…。

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