セクシャリティを越え、人を好きになることの喜びや痛みを純粋に描いた水城せとなの傑作コミックを、関ジャニ∞の大倉忠義と成田凌の共演で、行定勲監督が実写映画化する『窮鼠はチーズの夢を見る』が、9月11日より公開される。このほど、ゲスの極み乙女。ほな・いこかこと、さとうほなみが演じる、主人公・恭一(大倉忠義)の元カノ役・夏生を捉えた場面写真がお披露目となった。
学生時代から“自分を愛してくれる女性”と付き合い、受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた大伴恭一は、ある日、後輩の今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会。「昔からずっと好きだった」と突如想いを告げられ、今ヶ瀬の一途なアプローチに振り回されていくうちに、やがて恭一は胸を締め付けるほどの恋の痛みに翻弄されていく。
ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のドラマーとして知られる「ほな・いこか」として活動する一方、2017年から女優としても活動するさとうは、本作が映画初出演となる。場面写真には、恭一と夏生が偶然の再会に笑顔を見せ合う姿と、恭一と今ヶ瀬(成田凌)の関係に勘づいた夏生が今ヶ瀬を呼び出し、「恭一のどこがいいわけ?」と切り込む姿が収められる。元カレである恭一とヨリを戻したいと考えていた夏生は、煮え切らない態度の恭一に「あたしか今ヶ瀬、もしかして選べないの?女と男だよ!?」と詰め寄り、今ヶ瀬に対してマウントを取ろうとするが…。恭一を取られたくないという必死な気持ちから、相手のことをどこか蔑む発言や、相手より少しでも自分を上に見せようとする「マウンティング女子」の一面をのぞかせる夏生。恋愛に必死になるあまり、周りが見えなくなってしまう姿には共感する人も多いのではないだろうか。
『窮鼠はチーズの夢を見る』
9月11日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:行定勲
原作:水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」/「俎上の鯉は二度跳ねる」
脚本:堀泉杏
出演:大倉忠義 成田凌 吉田志織 さとうほなみ 咲妃みゆ 小原徳子
配給:ファントム・フィルム
【ストーリー】 学生時代から「自分を好きになってくれる女性」と受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた、大伴恭一(大倉忠義)。ある日、大学の後輩・今ヶ瀬渉(成田凌)と7年ぶりに再会。「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられる。戸惑いを隠せない恭一だったが、今ヶ瀬のペースに乗せられ、二人は一緒に暮らすことに。ただひたすらにまっすぐな今ヶ瀬に、恭一も少しずつ心を開いていき…。しかし、恭一の昔の恋人・夏生(さとうほなみ)が現れ、二人の関係が変わり始めていく。
©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会