浜辺美波、初日舞台挨拶で涙「こんな青春いいなと思って。もっと楽しんでおけば良かった…」

2015年から「別冊マーガレット」にて連載され、シリーズ累計部数(電子版も含む)が450万部を突破した咲坂伊緒による大ヒット少女コミックを、浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二の共演で実写映画化する『思い、思われ、ふり、ふられ』が、8月14日に公開初日を迎えた。同日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた初日舞台挨拶に、浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二、三木孝浩監督が登壇した。

全国の劇場に生中継された本イベント。コロナ渦に初日を迎えた感想について、浜辺は「本当にいろいろなことがあって。無事に公開できるのか、公開しても観ていただけるのかという不安もありましたが、今日の朝にたくさんの方が観ていただけているということで、本当に嬉しくて」と、無事に公開できた喜びを噛み締めた。続けて北村は「僕らが想像している以上の方がカメラの向こうにいて、それが日本中に広がっているのが不思議な感覚。より繋がりを感じられるのが嬉しい」と笑顔で語った。

本作に登場するデートシーンにちなみ、理想のデートを聞かれたキャスト陣。「夏祭り」に憧れるという浜辺は、「地元の花火大会だと知り合いがいるじゃないですか? 会うと恥ずかしから、浴衣を着てお面を買って被って、バレないように手をつないで歩く」と述べると、北村から「年々、妄想の力が強まっている気がする(笑)」と突っ込まれつつも、二人のお面は「狐と狸を選ぶ」と妄想が爆発していた。

「カブトムシをとりに行った思い出しかない」という北村は、地元に蹴るとカブトムシが落ちてくる木があったそうで、「それを一緒に楽しめる子」と一緒にデートを楽しみたいと、個性的な理想のデートを明かした。

写真と動画を一般の学生から募集し、監督自が編集した特別映像がスクリーンに映し出されると、浜辺は目を涙で潤ませ、「めっちゃ素敵だなと思って。私は写真がなくて…、こんな青春いいなと思って。もっと楽しんでおけば良かった…。素敵な動画でした」と笑顔で涙を拭っていた。

実写映画『思い、思われ、ふり、ふられ』
8月14日(金) 全国公開
監督:三木孝浩
原作:咲坂伊緒「思い、思われ、ふり、ふられ」
脚本:米内山陽子 三木孝浩
主題歌:Official髭男dism「115万キロのフィルム」
出演:浜辺美波 北村匠海 福本莉子 赤楚衛二
配給:東宝

【ストーリー】 明るく社交的な“朱里”(浜辺美波)、内向的でうつむきがちな“由奈”(福本莉子)、クールな“理央”(北村匠海)、爽やかで天然な“和臣”(赤楚衛二)。偶然出会ったタイプの全く違う4人は、同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。親同士の再婚で「家族」となり、朱里に言えない恋心を抱える理央。そんな理央に憧れるけど自分に自信が持てない由奈。和臣に惹かれていき、自分の感情に戸惑う朱里。ある秘密を目撃してしまい自分の気持ちに蓋をしてしまう和臣。一人の告白をきっかけにそれぞれの感情は複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違ってしまう。4人の切なすぎる“片想い”の行方は…。

©2020「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 ©咲坂伊緒/集英社