グザヴィエ・ドラン、『君の名前で僕を呼んで』に感銘を受け製作!『マティアス&マキシム』予告編&ポスタービジュアル

圧倒的なカリスマ性と才能を携え、映画界の革命児として躍進を遂げてきたグザヴィエ・ドラン監督の最新作『マティアス&マキシム』が、9月25日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、ドランが1980年代のイタリアを舞台に二人の青年の恋を描いたルカ・グァダニーノ監督作『君の名前で僕を呼んで』に感銘を受け、描いた新たな愛の物語。同作を観た後、「しばらく動けないほどの衝撃だった。恋についての真実を審美的な映画で見ることはなんて感動的なんだろう。僕は自分が20代の頃のことを思い出した」と語ったドランは、この名作に応えるように、現代を生きるマティアスとマキシムの物語を誕生させた。実際に、この新たなラブストーリーを捧げたい監督の一人として、ルカの名前が本編の冒頭で記されている。

ドランは『トム・アット・ザ・ファーム』以来6年ぶりに自身の作品への出演を果たし、地元カナダ・ケベックでの撮影や仲間役を実際の友人たちにお願いするなど、本作への特別な思い入れを見せた。

予告編には、突如芽生えた感情に戸惑い、葛藤するマティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)とマキシム(グザヴィエ・ドラン)の姿が収められ、ドランが本作のクライマックスであり、唯一美しさを追求したという息を呑むほどロマンティックで官能的なラブシーンも少しだけ映し出される。胸が苦しくなるような切なくエモーショナルなシーンが満載だ。

ポスタービジュアルには、劇中で短編映画の出演を頼まれカメラを前にキスを交わすマティアスとマキシムの連動した写真が並び、まさに友情が恋へと変わる瞬間が切り取られた。

『マティアス&マキシム』
9月25日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本・出演:グザヴィエ・ドラン
出演:ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス ピア・リュック・ファンク ハリス・ディキンソン アンヌ・ドルヴァル
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 マティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)とマキシム(グザヴィエ・ドラン)は30歳で幼馴染。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった二人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気付き始める。美しい婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠せない。一方、マキシムは友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、二人は抑えることのできない本当の想いを確かめようとするのだが…。

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