オバマ元大統領が「年間ベスト映画10本」に選出した傑作ドキュメンタリー『行き止まりの世界に生まれて』9月公開!

第91回アカデミー賞と第71回エミー賞にダブルノミネートされ、オバマ元大統領が「感動的で、示唆に富む。ただただ惚れ込んだ」と年間ベスト(2018年)に選んだドキュメンタリー『Minding the Gap(英題)』が、邦題『行き止まりの世界に生まれて』として9月4日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。

「全米で最も惨めな町」イリノイ州ロックフォードに暮らすキアー、ザック、ビンの3人は貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んでいた。スケート仲間は彼らにとっての唯一の居場所で、もう一つの家族だった。そんな彼らも大人になるにつれ、さまざまな現実に直面し段々と道を違えていく。カメラは、明るく見える彼らの暗い過去、葛藤を抱える彼らの思わぬ一面を露わにしていく。

本作の舞台ロックフォードは、かつて栄えていた鉄鋼や石炭、自動車などの産業が衰退し、いまやアメリカの繁栄から完全に見放された「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」に位置する。2016年の大統領選では、“夢を失った”ラストベルトの人々による投票がトランプ大統領誕生に大きな影響を与えた。ビン・リュー監督は、10代の頃から撮りためたスケートビデオと共に、閉塞感のある故郷で必死にもがく若者3人の12年間を通して、親子、男女、貧困、人種…さまざまな分断を見つめ、“トランプのアメリカ”の知られざる現実をも映し出す。第91回アカデミー賞と第71回エミー賞にダブルノミネートという快挙を果たし、サンダンス映画祭をはじめ59の賞を総なめ、ロッテントマトでは満足度100%を獲得。そして、オバマ前大統領もが絶賛した。

ポスタービジュアルには、コンクリートの道路の上をスケートボードで日の光を目指すかのように前へと進む3人の姿が収められ、彼らが未来へ向かって進むことへの微かな希望が託されたものとなっている。

『行き止まりの世界に生まれて』
9月4日(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
監督・製作・撮影・編集:ビン・リュー
出演:キアー・ジョンソン ザック・マリガン ビン・リュー
配給:ビターズ・エンド

【作品概要】 「全米で最も惨めな町」イリノイ州ロックフォードに暮らすキアー、ザック、ビンの3人は貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んでいた。スケート仲間は彼らにとっての唯一の居場所で、もう一つの家族だった。そんな彼らも大人になるにつれ、さまざまな現実に直面し段々と道を違えていく。カメラは、明るく見える彼らの暗い過去、葛藤を抱える彼らの思わぬ一面を露わにしていく。

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