大沢たかお、岩田剛典に「感心した」が、賀来賢人には皮肉「やめてほしい」

『キングダム』の大沢たかお主演、『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠が監督・脚本を務めた完全オリジナル映画『AI崩壊』のブルーレイ&DVDが、5月20日に発売される。このほど、5月19日にZoom ビデオウェビナーとYouTube Live にてオンライントークライブが行われ、キャストの大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、入江悠監督が登場した。

オンライントークライブに登場した大沢は、映画公開時以来のキャスト陣の顔合わせということで「本当に久しぶり。まさかこういう形で会うとは思わなかった」と笑顔。近況を聞かれた岩田は「最近はずっと家にいます。部屋がずっときれい。常に掃除をしちゃうので、タンスの奥とか、普段掃除をしないところもピカピカです」と話した。

AI暴走テロの容疑者として追われる主人公・桐生浩介を演じた大沢は、撮影の思い出を聞かれて「本当の渋滞を作ったり、本物の車が飛んできたり、CGを使わずにやっているので、緊迫感を感じていた」という。自身の役は「台本には“走っている”しか書いてなかった」そうで、「毎日、朝から走っていた」ことを明かした。

AIを管理する西村悟を演じた賀来は「台本にワクワクするト書きがいっぱい書いてあった。ロケ地に行ったときに、僕のイメージ以上のセットが組まれていて感動した」とのこと。続けて「ものすごく作り込まれていて、完璧なセットだったのでありがたかった」と現場のスタッフに感謝した。

桐生を追う天才捜査官・桜庭誠を演じた岩田は、サイバー操作室のセットについて「本当にカッコよくて、モニターだけで200台ぐらいあった」と興奮気味。しかし実際には「1人でグリーンバックに向かって話したり、リアクションをとっていたので難しかった。新鮮だった」と初めての経験を振り返った。

大沢との撮影が多かったという賀来は、大沢に対して「勝手にクールなイメージを持っていたんですけど、大沢さんの方からお話をしていただいて。義理の兄弟の役だったので、大沢さんが関係性を作ってくれた。だから、思った以上に大沢さんと喋れちゃった(笑)」と笑顔。これに大沢は「話が合うというか、たぶん先輩に気を使って合わせているんでしょうけど(笑)」と皮肉を込めつつ、「ずっと喋ってましたね。すごく楽しくさせてもらって嬉しかった」とし、「帰りに、僕に『お疲れ様』を言った後に、僕を車で抜いて帰るのはやめてほしい」とチクリ。すると賀来は「それは車線の問題ですから!」とツッコんでいた。

撮影が最初と最後だけだったという岩田は「最初の撮影から、ひと月以上開いて。最後に緊張するシーンが待っていたので…」と苦笑い。現場の様子を見に行ったという大沢は「岩田くんがひとりで端っこで集中しているのを見て、なんかすごく嬉しかった。感心した」と現場でプレッシャーと戦っていた岩田を称えたが、岩田は「どんどん日が暮れてきて、本当に焦ってました(笑)」と本音をもらした。

最後に大沢は「明日DVDとブルーレイが発売しますが、現状と少し似ているというか。あるパニックが起きた世の中で自分がどうやって生きていくのかを考えさせてくれる映画。明日以降に観てもらえたら本当に嬉しいです」と作品をPRしてトークイベントを締めくくった。

▼『AI崩壊』ブルーレイ&DVD 商品情報

5月20日(水)発売/レンタル開始
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

■ブルーレイ&DVD プレミアム・エディション<初回仕様>
¥6,980(税込)

【映像特典】
●今だから話せる!シーンセレクション・ビジュアルコメンタリー
●メイキング・オブ“AI崩壊”
●キャストインタビュー
●イベント映像集(完成報告会見/ジャパンプレミア/初日舞台挨拶)
●必見!VFXプロデューサーが語るVFXの舞台裏
●プロモーション映像集(予告編・TVスポット集)

【封入特典】
●特製ブックレット
●ロケ地マップ
●ポストカード(3枚組)

■ブルーレイ&DVD セット
¥4,980(税込)

※商品仕様、デザイン等変更の可能性あり。

『AI崩壊』
監督・脚本:入江悠
主題歌:AI「僕らを待つ場所」
出演:大沢たかお 賀来賢人 広瀬アリス 岩田剛典 髙嶋政宏 芦名星 玉城ティナ 余貴美子 松嶋菜々子 三浦友和

【ストーリー】 AIが人間の生活に欠かせない存在となった10年後の日本。天才科学者で画期的なAIの開発者・桐生浩介(大沢たかお)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴…国民の個人データを完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。

©2019 映画「AI 崩壊」製作委員会