新鋭ジム・カミングスが監督、脚本、主演など5役担当!サンダンス映画祭グランプリ受賞短編作を長編化『サンダーロード』6月公開!

アメリカ映画界の新鋭ジム・カミングスが監督・脚本・編集・音楽・主演と一人5役をこなし、2016年サンダンス映画祭で圧倒的支持を受けてグランプリを獲得した短編を長編映画化した『Thunder Road』(原題)が、邦題『サンダーロード』として6月19日より公開されることが決定した。併せて、予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

本作は、妻と別居中、仕事も空回りでトラブル続きの警察官が、親権争いの渦中にいる幼い娘との距離感に苦しみながらも親子の関係を築いていく、切なくも心温まるロードムービー。

監督・脚本・編集・音楽・主演を務めたのはジム・カミングス。本作の基となった短編『Thunder Road』(原題)が2016年サンダンス映画祭短編グランプリを獲得。愛する母の葬儀で悲しみに暮れる警察官ジムが、娘のラジカセで母の敬愛したブルース・スプリングスティーンの名曲「涙のサンダーロード」を流しながら踊るという、たった1テイクで撮られたコメディタッチの12分の短編が、映画祭で圧倒的支持を受けて世界を席巻。たちまち複数の映画制作会社の目にとまり、ジムはその後6本の短編を立て続けに発表し、アメリカのインディー映画界を中心に一躍その名が知られるようになった。その後資金を集め、自身の原点である短編『Thunder Road』(原題)を長編化し、2018年SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)映画祭グランプリを受賞し、同年カンヌ映画祭ACID部門に正式出品。シアトル国際映画祭、ナッシュビル映画祭などで戴冠、ドーヴィル・アメリカン映画祭では『ブラインドスポッティング』『アメリカン・アニマルズ』を打ち破ってグランプリを受賞するなど、世界中の映画祭で13冠を獲得。4月1日現在、全米映画批評サイト・ロッテントマトでは満足度96%の高評価を記録する。

共演として、『ブルー・リベンジ』『ローガン・ラッキー』のメイコン・ブレアや、『6才のボクが、大人になるまで。』のビル・ワイズをはじめ、アメリカインディーズ映画の名脇役たちが、監督・主演はじめ 5役を務めるジム・カミングスを支える。

アメリカを代表するロック・ミュージシャン、ブルース・スプリングスティーンのアルバム「明日なき暴走」の冒頭を飾る名曲「涙のサンダーロード」がストーリーの起点となり、映画タイトルの由縁となっている。

『サンダーロード』
6月19日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本・編集・音楽・出演:ジム・カミングス
出演:ケンダル・ファー ニカン・ロビンソン ジョセリン・デボアー チェルシー・エドマンドソン メイコン・ブレア ビル・ワイズ
配給:ブロードウェイ

【ストーリー】 テキサス州の警官ジム・アルノー(ジム・カミングス)の愛する母親が亡くなった。私生活では妻と別居し、仕事も空回りでトラブル続き。親権争いの渦中にいる小学4年生のひとり娘クリスタルとは週3回だけ会う生活。葬儀では遺族を代表してスピーチを任されたジムだったがうまく話せず、娘のピンクのラジカセで母が好んだブルース・スプリングスティーンの「涙のサンダーロード」に合わせて踊ろうとするが、あえなく故障で失敗。無音のなか涙ながらに踊り出すジム。バレエ教室を主宰していた母への想いを込めた踊りだったが…。そんななか親権をめぐる調停で、母の葬儀で踊る映像が奇行の証拠として提出されると、相棒の黒人警官ネイトに八つ当たりし、ついには警官を解雇されてしまう。そんなジムに振りかかった涙の結末とは…。